胃酸分泌を抑制する「ネキシウム」を実際に使用した60代前半の男性「MTcolon」さん(佐賀県)より、体験談をレポートしていただきました。
体験談の要点は以下の通りです。
- 長年苦しんだ胸やけや逆流性食道炎の症状が、ネキシウムの服用開始後すぐに軽減。
- 睡眠の質が劇的に改善し、日中の活動や仕事のパフォーマンスも向上。
- 食事制限が緩和され、コーヒーやスパイシーな料理なども再び楽しめるようになった。
- 地域によってネキシウムの処方のハードルに差があり、特に佐賀県では保険審査が厳しかった。
- 医師の診断を受けつつも、やむを得ず通販で薬を入手し、結果としてコストも抑えられた。
- 夕方の服用が一日中の快適さを保つのに効果的と判明。
- 副作用として軽い頭痛や吐き気が一時的にあったが、継続可能な範囲。
- 食生活や生活習慣も見直すことで、薬の効果を最大化し、将来的な依存軽減を目指している。
なお、本記事の体験談内容については、医学的記述や表現に不自然な点がないか、医学誌の編集経験がある看護師が確認済みです。

看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。
それでは、次より実際の体験談レポートをご紹介いたしますが、本記事は個人の体験談であり、効果・感じ方には個人差があります。
あくまでも個人の感想ですので、効果・効能を保証するものではありません。医薬品の使用は自己責任で行い、体調変化を感じた場合は医師にご相談ください。
胃液が逆流してくる感覚に何度も目を覚まされる日々
私が胃酸関連の症状に悩まされるようになったのは、約30年前からでした。
仕事のストレスや不規則な食生活が重なり、徐々に胸やけやげっぷといった症状が日常的になっていきました。
特に夜間の胸やけがひどく、横になると胃液が逆流してくる感覚に何度も目を覚まされる日々が続いていました。
枕を高くしたり、就寝前2時間は食事を取らないようにしたりと、様々な工夫を試みましたが、根本的な改善には至りませんでした。
市販の制酸剤も試しましたが、効果は一時的で、特にアルコールを摂取した翌日の胸やけは制酸剤でも抑えきれないほどでした。
朝起きると喉の奥に酸っぱい味が残っていて、時には軽い咳も出るようになり、日常生活に支障をきたすようになりました。食事を楽しむこともできなくなり、特に酸味のある食品や香辛料の効いた料理、コーヒーなどの嗜好品を避けるようになっていました。



ネキシウムは長期の継続服用がNGとされているお薬です。
そのため、2か月を超えて連日服用はしないこと、2か月超えて連日服用しても症状の変化がない、悪化しているという場合には医療機関へご相談ください。
佐賀県に引っ越した後、同様の処方を受けようとして大きな壁に直面


症状が悪化してきたため、消化器内科を受診することにしました。当初は他県に住んでいた頃で、その地域は保険審査が比較的緩く、クリニックで詳しい検査をすることなく、症状を訴えるだけでネキシウムを処方してもらえていました。
その効果に感動し、胃酸トラブルから解放された喜びを実感していました。
しかし、佐賀県に引っ越した後、同様の処方を受けようとして大きな壁に直面しました。
この地域では保険審査が非常に厳しく、プロトンポンプ阻害薬(PPI)であるネキシウムを容易には処方してもらえない状況でした。内視鏡検査の結果、逆流性食道炎と診断されたにもかかわらず、長期処方には厳しい制限があったのです。
症状の辛さから解放されたい一心で、医師に相談した上で、やむを得ず通販でネキシウムを入手することにしました。それから5年以上が経過した現在も、通販での入手に頼っている状況です。
嬉しい発見だったのは、通販では5か月分で約8,000円と非常にリーズナブルな価格で購入できることでした。
医療費の負担を考えると、この価格設定は長期使用にとって大きなメリットです。
地域による医療格差を強く感じる経験でしたが、健康を維持するためには必要な選択でした。
日中の胸やけはほぼ完全に消失し、夜間のげっぷや胸やけによる睡眠中断も大幅に減少
ネキシウムの服用を始めて驚いたのは、その効果の速さでした。服用開始からわずか2日目には、常に感じていた胸の奥の灼熱感が明らかに軽減されました。1週間が経過する頃には、日中の胸やけはほぼ完全に消失し、夜間のげっぷや胸やけによる睡眠中断も大幅に減少しました。
特に劇的だったのは、アルコール摂取後の変化です。
以前は少量のビールやワインを飲んだだけで翌日は必ず胸やけに苦しめられていましたが、ネキシウム服用後は週末の飲み会でも通常量のアルコールを摂取しても、胸やけが全く起こらなくなりました。
これは社交生活において大きな変化をもたらしてくれました。
友人との飲み会や会食を楽しむ喜びを取り戻せたことは、私の生活の質を大幅に向上させてくれました。
最も実感できた変化は睡眠の質
胃酸の問題が改善されたことで、最も実感できた変化は睡眠の質です。
以前は夜中に2〜3回は胸やけで目が覚め、朝は疲れが取れない状態で起きていました。
ネキシウムを服用するようになってからは、夜通し眠れることが当たり前になり、中途覚醒がほとんどなくなりました。朝起きた時の感覚も大きく変わりました。
以前は起床時に喉の違和感や口の中の酸味、軽い吐き気を感じることがありましたが、それらの症状が完全に消失し、スッキリとした気分で一日をスタートできるようになりました。
これにより日中の活動力や集中力も向上し、仕事のパフォーマンスにも良い影響がありました。
朝食後のコーヒーを再び楽しめるようになった
胃酸の問題が解消されたことで、避けていた食べ物を再び楽しめるようになったことも大きな喜びでした。
トマトベースの料理やオレンジなどの柑橘類、スパイシーな食事、コーヒーなど、以前は症状を悪化させるため控えていた食品を、徐々に食事に取り入れられるようになりました。
特に朝食後のコーヒーを再び楽しめるようになったことは、小さいながらも日常に喜びをもたらしてくれました。食事の選択肢が広がったことで、外食時のメニュー選びのストレスも軽減され、家族や友人との食事の時間をより楽しめるようになりました。
現在では、通販で入手したネキシウムのおかげで、快適な食生活を送れています。
以前のように食べ物を制限することなく、様々な料理を楽しめることの幸せを日々実感しています。
気になる点と経済的なメリット
ネキシウムの効果には非常に満足していますが、いくつか気になる点もあります。
まず錠剤の色ですが、茶褐色で個人的にはあまり好きではありません。
毎日服用するものなので、もう少し見た目が良ければと思います。
5年以上にわたる通販での入手に関しては、正規の医療チャネルを通じて処方されることが理想ではありますが、地域の保険審査の厳しさから選択肢が限られていることは残念です。
ただし、通販では5か月分で約8,000円という非常にリーズナブルな価格で購入できるため、経済的な負担が少ないことは大きなメリットです。
病院での診察料や検査費用、薬局での調剤料を考えると、コストパフォーマンスは非常に優れています。
定期的に医師の診察を受けながら、自己管理と併用していくことで、リスクを最小限に抑える努力をしています。
副作用に関しては、服用開始から1週間ほど、軽い頭痛と微かな吐き気を感じることがありましたが、その後は徐々に収まりました。
また、便が少し硬くなる傾向がありましたが、水分摂取量を増やすことで対処できています。
ネキシウムの効果を最大限に引き出すため、いくつかのコツを発見
ネキシウムの効果を最大限に引き出すため、いくつかのコツを見つけました。
当初は朝食前に服用していましたが、実験的に服用時間を変えてみたところ、夕方に服用することで翌朝から次の日の夕方まで、つまり一日中快適な生活を送れることが分かりました。
この発見は私にとって大きな改善点となり、現在では夕方の服用を習慣にしています。
また、就寝前2〜3時間は食事を避け、枕を少し高めにするという習慣も続けています。これらの工夫により、薬の効果をさらに高められていると感じています。
ネキシウムを服用しながらも、食生活の改善や適度な運動を取り入れるなど、生活習慣の見直しも同時に行いました。
特に食事の際にゆっくり噛んで食べること、食後すぐに横にならないことを意識するようになりました。
これらの取り組みは、薬の効果を補完し、将来的に薬への依存度を下げることにも繋がると思っています。
効果の高さとコストパフォーマンスを考えると、非常に優れた選択
ネキシウムを使用して約5年以上が経過しましたが、胃酸関連の症状はほぼ完全に改善され、日常生活の質が飛躍的に向上し続けています。
昼間や夜間の胸やけ、げっぷといった不快な症状から解放され、特にアルコール摂取後の胸やけが消失したことは大きな変化でした。
睡眠の質も大幅に改善され、朝の目覚めがすっきりとしたものになり、一日を活力をもって過ごせるようになりました。食事の選択肢が広がったことで、日々の食事も以前よりずっと楽しめるようになりました。
さらに、5か月分で約8,000円という経済的な負担の少なさも大きな魅力です。効果の高さとコストパフォーマンスを考えると、非常に優れた選択だったと感じています。
唯一気になる点としては錠剤の色が個人的に好みではないことと、地域による医療格差で正規ルートでの入手が難しいことですが、効果とコストメリットを考えればこれらは小さな問題です。
もし胃酸関連の症状で悩んでいる方がいれば、医師に相談の上、適切な方法でネキシウムを試してみる価値は十分にあると思います。
私の場合、この薬によって得られた生活の質の向上は計り知れません。
適切な医療管理のもとで使用することで、ネキシウムは胃酸トラブルからの解放と、より健康で充実した日常生活への扉を開いてくれる、非常に効果的な医薬品だと実感しています。
※海外医薬品の個人輸入は、ご自身の責任において、ご自身の使用のために行う場合に限り認められています。輸入した医薬品を第三者へ譲渡・転売することは法律で固く禁じられています。
※この記事は看護師資格保有者が内容を確認していますが、診断・治療行為ではありません。必要に応じて医療機関で適切な指導を受けてください。
ネキシウムに関連する添付文書等の参考資料
※本ページでは日本語の公的資料(JAPIC/PMDA等)や、英語の公的資料(EMA/FDA等)を記載しています。いずれも基本的に各国規制当局等が発行する一次ソースですが、国・地域ごとに適応症・警告・禁忌・推奨用量などが異なるため、内容をよく比較のうえご判断ください。
※服用前には必ず輸入品に記載されている英文の説明も確認し、不明点は医師・薬剤師にご相談ください。