オルリスタットにより食事で摂取した脂質の約30%を排出することで肥満症を治療するダイエット薬「ゼニカル」を実際に使用した20代後半の女性「K」さん(三重県)より、体験談をレポートしていただきました。
体験談の要点は以下の通りです。
- 長年の便秘に悩み、市販薬が効かず口コミを通じてゼニカルを知る
- 便秘解消だけでなく脂肪吸収を抑える効果にも魅力を感じ、個人輸入で購入
- 購入・支払いはスムーズで、10日ほどで手元に届いた
- 服用初日から強い腹痛とともに排便があり、便秘解消を実感
- 油分の排出や腹部のスッキリ感に満足し、継続使用を決意
- 体重・体脂肪率が少しずつ減り、ダイエット効果も感じられた
- 油漏れや肌荒れ・脱毛など副作用の可能性あり
- ビタミン不足を補うため、サプリや栄養バランスに配慮
- 運動と併用しながら生活改善を図り、減量と健康維持を目指す
なお、本記事の体験談内容については、医学的記述や表現に不自然な点がないか、医学誌の編集経験がある看護師が確認済みです。

看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。
それでは、次より実際の体験談レポートをご紹介いたしますが、本記事は個人の体験談であり、効果・感じ方には個人差があります。
あくまでも個人の感想ですので、効果・効能を保証するものではありません。医薬品の使用は自己責任で行い、体調変化を感じた場合は医師にご相談ください。
便秘が改善されるうえに、摂取カロリーを抑えてダイエットもできるなんて一石二鳥!
私は元々便秘気味でした。
医療機関を受診し、いろいろな便秘薬を処方されて使っていましたが全く効果がなく、他の便秘薬をインターネットの口コミで探していたところ、ゼニカルを知りました。
クチコミには、「万年便秘だったのに出た!」とか、「出すぎるので注意」というような意見が書かれていました。
気になったのでインターネットでゼニカルについて調べてみると、食事での脂肪の吸収を約30パーセントも阻害してくれ、摂取カロリーを抑える効果があると書いてありました。
便秘が改善されるうえに、摂取カロリーを抑えてダイエットもできるなんて一石二鳥じゃん!と思い、急いで個人輸入サイトでゼニカルを探しました。



ゼニカルは便秘薬ではなく肥満治療薬の一種です。
便秘改善目的で服用しないようにしましょう。
参考:
肥満症治療薬(GLP-1受容体作動薬)について | 秋田大学大学院医学系研究科 代謝・内分泌内科学講座 糖尿病・内分泌内科
脂肪の吸収を阻害してくれる効果もあるということなので購入


調べると、すぐにヒットしました。
少し高めかな?とも思いましたが、なんせ脂肪の吸収を阻害してくれる効果もあるということなので、購入してみました。
注文を確定してからおおよそ10日くらいで届いたかと思います。
腹痛が無くなるころにはスッキリと腸の中のものが全て出切った感じ
さっそく梱包されているのを開けてみました。
見た目は横に大きめの錠剤で、真ん中に割れ目が入っていました。
ただ、色が青色だったのでびっくりして、正直大丈夫かな?と思いました。
でも、さっそく1錠飲んでみました。飲み方としては、食事の途中か食後に1日1錠を飲むみたいです。
私は、夕食の途中に飲みました。
すると、しばらくは大丈夫だったのですが、次の日の朝かなり強烈な腹痛に襲われて、お手洗いに駆け込みました。
その日は部屋とお手洗いを往復していましたが、腹痛が無くなるころにはスッキリと腸の中のものが全て出切った感じがありました!
今まで飲んでいた市販の薬では、どうしても残便感がありましたがそれもなく、本当にスッキリ!という感じでした。
汚い話ですが、便だけでなく、油のようなものも浮いているように見えました。
便秘が一気に解消されたことによって、お腹の張りやガスが溜まっていたのも良くなり、横から自分の体を見た時にお腹が少しへこんでいるように見えました!
体もスッキリ軽くなってとても満足でした!
それからはゼニカルを今まで飲んでいた市販薬の代わりに便秘かな?と思った時に飲むようになりました。
ゼニカルを飲み始めてから、体重と体脂肪率が少しずつではありますが、減っていきました。
やっぱり脂肪の吸収を抑える効果があるんだと思いました。
1日1錠飲むだけでダイエットできるなんてめっちゃいいやん!と思って、それから何度もリピしてます。



ゼニカルは本来肥満治療に使う薬の為ため、毎食後の服用が推奨されています。
そのため、頓服(とんぷく:一日何回と決めずに、症状が出た時に服用すること)の場合はダイエットに対する高い効果は期待しづらいです。
参考:
XENICAL(orlistat)CAPSULES ‐ FDA(PDF)
2~3日は日常生活の中で油漏れによる失敗に注意が必要
注意する点としては、クチコミにも多く書かれていますが、油漏れ。
私の場合は幸いなかったのですが、効果がかなり強めなので、今まであまり下剤を使っていなかった方などはふとした時に脂肪の吸収を阻害する際に出た油が漏れてしまうことがあるみたいです。
ゼニカルは、1回の服用で効果が2~3日持続するようなので、2~3日は日常生活の中で油漏れで失敗することがないように気をつけなければいけません。
対策としては、生理用のすこし分厚めのナプキンを付けておくと、もし油漏れがあったときでも安心かなと思います。
近くに常にお手洗いがある環境のときに飲むのもありですね。
ただ、油が便と一緒に出るため、トイレの掃除が大変になるようです。
また、肌荒れや脱毛といった副作用が出ることもあるのでそこは少し注意が必要かなと思います。
たしかに、ゼニカルをのむと少し粉を吹いてしまうので気になっていました。
調べてみると、吸収を阻害した脂質と一緒にビタミンA.D.Eも出てしまう可能性があるようです。
これらのビタミンが不足すると、私のような肌の乾燥、それ以外にもニキビやかぶれ、脱毛などの症状が出る場合があるようです。
ゼニカルを飲む時にはビタミンのサプリを同時に服用したり、レバーや卵黄、ニンジンなどのビタミンが多く含まれている食事をとるようにするといいかもしれないですね。
肥満が原因の高血圧や高血糖などの生活習慣病予防にも効果がある
あと、糖質の吸収を阻害する効果はあまり無いようなので、糖質が多めの食事の時よりも、脂質が多めの食事の時に飲むのがベストです。
油っこい食べ物が大好き! という方にはうってつけのお薬ですね。
さらにゼニカルは、肥満が原因の高血圧や高血糖などの、生活習慣病予防にも効果があるようなので、これからも継続して使おうと思います。
ゼニカルを飲んで運動すると、脂肪燃焼の効果が高まるというのを聞いたことがあるので、私はゼニカルを飲み始めてから少しずつではありますが運動するようになりました。
実際に効果が出ているのかはまだわからないですが、生活習慣を見直すきっかけにもなるので良いですよね。
クチコミを見ていると、ゼニカルを飲み始めてから実際に5kgくらい痩せた方もいるみたいです。
海外で行われた実験では、ゼニカルを1年間服用することで6kgもの減量効果が期待されるという研究結果もあるみたいなので、そんなのを聞くと希望が持てますよね!
私はまだ-6kgまでは到達していませんが、それくらいを目指してゼニカルに頼りながら頑張ろうと思います!
※海外医薬品の個人輸入は、ご自身の責任において、ご自身の使用のために行う場合に限り認められています。輸入した医薬品を第三者へ譲渡・転売することは法律で固く禁じられています。
※この記事は看護師資格保有者が内容を確認していますが、診断・治療行為ではありません。必要に応じて医療機関で適切な指導を受けてください。
ゼニカルに関連する添付文書等の参考資料
- オーリスタットを含有する海外市販薬に関する審議結果報告書(医薬品再評価) – PMDA(PDF)
- Xenical (orlistat) Capsules, Prescribing Information – FDA(PDF)
- Xenical 120 mg hard capsules: Summary of Product Characteristics – EMA(PDF)
- Xenical Product Monograph – Health Canada(PDF)
※本ページでは日本語の公的資料(JAPIC/PMDA等)や、英語の公的資料(EMA/FDA等)を記載しています。いずれも基本的に各国規制当局等が発行する一次ソースですが、国・地域ごとに適応症・警告・禁忌・推奨用量などが異なるため、内容をよく比較のうえご判断ください。
※服用前には必ず輸入品に記載されている英文の説明も確認し、不明点は医師・薬剤師にご相談ください。