「痩せたい!」そう思って始めたダイエットが、気づけば体調を崩す原因になっていませんか?
実は、「ただ痩せること」と「本当のダイエット」には大きな違いがあります。
2025年8月28日放映のBSフジの人気番組『飯島直子の今夜一杯いっちゃう?』で、女優の飯島直子さんと女子プロレス界のレジェンド・ダンプ松本さんが、そのリアルな違いを語ってくれました。
そこから見えてきたのは、数字だけに縛られない、本質的なダイエットの姿。
この記事では、番組で明らかになった二人の経験をもとに、ダイエットの本当の意味を探っていきます。
『数字だけに縛られない、本質的なダイエット』の要点は以下の通りです。
- 番組の特徴:BSフジ「今夜一杯いっちゃう?」は、お酒を交えて素の本音や人生観を語る大人向けのトーク番組
- 飯島直子さんの魅力:90年代から活躍する女優で、自然体な人柄と健康へのこだわりが番組の雰囲気を柔らかくしている
- ダンプ松本さんの存在感:女子プロレス界を代表するレジェンドで、現在は健康と向き合う時間が増えている
- ダンプ松本さん:体調不良が原因で−30kg減、見た目以上に健康を失う辛さを痛感
- 飯島直子さん:「17時までに食事を終える」という習慣を30年以上続け、無理なく美と健康を維持
- 共通の気づき:「ただ痩せる」ことと「健康を守るダイエット」は全く違う
- 本質的な意味:「ダイエット=健康的な食事管理」であり、体重減少そのものではない
- 大切なポイント:数字にとらわれず、心と体を健やかに保つことが本当の成功
- 実践の習慣例:夜遅くの食事を控える/睡眠リズムを整える/無理なく続けられる運動を取り入れる
本記事では、『飯島直子の今夜一杯いっちゃう?』を視聴した、以下の専門家による番組視聴レポートをお届けします。

歯科衛生士資格を有し、歯科衛生士として歯科医院で従事。その後、エステティシャンとして独立、美容サロンを経営しております。
また、本記事の内容については、医学的記述や表現に不自然な点がないか、医学誌の編集経験がある看護師が確認済みです。



看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。
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「飯島直子の今夜一杯いっちゃう?」ってどんな番組?
お酒を飲みながら、ゲストとゆったり語り合うトーク番組。
それが BSフジの人気番組「今夜一杯いっちゃう?」 です。
MCを務めるのは、女優の飯島直子さん。
彼女とゲストが美味しいお酒や料理を囲みながら、普段なかなか聞けない素の本音を語るスタイルが人気を集めています。
お酒が入ることで肩の力が抜け、ゲストの意外な一面や人生観、時には健康や美容に関する深い話まで飛び出すのがこの番組の魅力。
ただのトークバラエティではなく、大人ならではの「人生を語る場所」としても注目されています。
MC・飯島直子さんの飾らない魅力
飯島直子さんといえば、90年代にドラマやCMで大ブレイクした女優。
「癒し系の女神」と呼ばれ、その透明感と明るい笑顔で今も多くの人に愛され続けています。
華やかな芸能界の第一線で活躍してきた一方で、プライベートではとても気取らない性格。
この「素のままの飾らなさ」が番組の空気を柔らかくし、ゲストもつい心を開いてしまうのです。
さらに彼女自身、美容や健康に関してこだわりを持っており、30年以上も続けている習慣があるのだとか。
後ほど詳しく触れますが、その習慣こそ「ただ痩せる」のではなく「美と健康を保ち続ける」ための秘訣なのです。
女子プロレス界のレジェンド・ダンプ松本さん
今回のゲストは、女子プロレスの歴史にその名を刻むレジェンド ダンプ松本さん。
全日本女子プロレスで一世を風靡し、悪役レスラーとして「極悪同盟」を率いたその姿は、まさに時代を象徴する存在でした。
リング上では強烈なキャラクターとパフォーマンスで観客を圧倒。
女子プロレスを国民的人気へと押し上げた立役者のひとりといえます。
そんなダンプさんも今は60代。
現役時代とは違う生活の中で、健康と向き合う時間が増えてきたといいます。
今回お二人は初対面。番組をみたダンプ松本さん側から出てみたいと参戦したそう!
ダンプ松本さんが30kg減した本当の理由…
番組で大きな話題になったのが、ダンプさんの「−30kg減量」です。
数字だけ聞くと「すごいダイエット成功!」と思ってしまいますが、実は事情が違いました。
ダンプさんが体重を落とした理由は、体調不良。
病気か否かや詳しいことは語られませんでしたが、大幅に減量するほどの体調不良だったのでしょう。



医学的には、ダイエットする意図がないにもかかわらず6~12カ月で体重が4.5kg、もしくは5%以上減少した場合、病気の可能性があります。
そのため、医療機関に相談してみましょう。
参考:
体重減少 |恩賜財団 済生会
食べたい気持ちがあるのに食べられないような状態が続いたことで、結果として体重が大幅に減ってしまったのです。
「食べれば太れた昔より、食べたいのに食べられないことが本当に辛かった」
そう語るダンプさんの言葉には、長年体を酷使して体重の増減をさせてきたプロレスラーならではの重みがあります。
つまり、体重を減らす=嬉しいと思いがちですが、あながちそうとは言えないということ。
ダイエットという言葉は「痩せること」ばかりに使われがちですが、本来は「健康的な食事管理」という意味です。
健康を犠牲にした減量は、決してダイエットではないのです。
ちなみにこんなに急激にやせてしまったダンプさんですが、
「いきなり30キロも痩せたのに、いつもお願いしてる整体の先生が全く気づいてくれなかったんだよー!」
というオチまで話してくれていました笑!
飯島直子さんが30年以上続ける“美の習慣”とは
ダンプさんはこのカミングアウトの後、飯島さんに「ねぇ、太りやすい?」と質問。
飯島さんは「私、太りやすいんだよ〜」と返します。
しかし、体型や健康維持のために飯島直子さんは30年以上も守り続けている習慣があると続けます。
それは 「17時までに食事を終えること」。
夜遅くに食べると消化が追いつかず、体に負担がかかります。
特に眠っている間は代謝と修復が優先されるため、消化にエネルギーを使ってしまうと体のリズムが乱れ、太りやすくなるのです。
「ドラマの撮影とか、長時間の仕事で休憩が17時をすぎる時でも絶対守るルールなの。
17時までにちょこちょこ食べて食事を終わらせて、休憩時間はお昼寝するんだ!」
このシンプルな習慣を30年以上も続けている飯島さん。
無理な食事制限をするのではなく、体のサイクルに合わせた自然な食べ方を選んでいるからこそ、美貌と健康を長く維持できているのでしょう。
この習慣から学べるのは、ダイエットは短期的な勝負ではなく、生活リズムに根付いたものこそ強いということ。



時間栄養学的に見ると夕食の時間は朝食から12時間後が理想と言われています。
そのため、17時までに食事を終えるためには5時前後に朝食を摂るのがベストです。
夕食時間だけでなく3食全ての食事時間を意識できると良いです。
参考:
太らない食習慣を身につける!大人の適正ダイエット – 健康コラム|大正製薬株式会社
ただ痩せるだけじゃない、ダイエットの本当の意味
ここで改めて考えたいのが、「ダイエット」という言葉の本当の意味です。
ダンプ松本さん → 病気で痩せた経験から、「痩せても健康でなければ意味がない」と痛感。
飯島直子さん → 長年の習慣で、体型だけでなく心身のバランスを整えている。
この二人の体験談を比べると、ただ数字が減ることに一喜一憂するのではなく、心と体を健やかに保つことが本当のダイエットだと分かります。
つまり、
- 体重が減っても病気なら意味がない
- 見た目が整っても不調だらけでは続かない
- 健康と美を両立させる習慣こそが“正しいダイエット
ということです。
まとめ
女優・飯島直子さんとプロレスラー・ダンプ松本さん。
二人の実体験から見えてきたのは、「ただ痩せること」と「ダイエット」は全く違うという事実でした。
ダンプさんの体験は「不健康での減量の怖さ」を、飯島さんの習慣は「習慣をベースにしたダイエットの強さ」を、私たちに教えてくれます。
ダイエットとは、単なる体重の減少ではなく、心と体を健やかにするライフスタイル。
続けられる習慣を、徹底していくために自分の生活にどう取り入れるかがポイントです。
「痩せること」に振り回されず、「健康で美しく生きること」を目的にしたいですね。
数年後のあなたを変えるのは、今日の小さな習慣かもしれません。
もし「痩せたいけれど体調を崩したことがある」「リバウンドを繰り返している」と感じているなら、まずは “健康を土台にした習慣” を見直してみませんか?
- 夜遅くの食事を控える
- 睡眠のリズムを整える
- 体を労わりながら続けられる運動をする
そんな一歩が、本当の意味でのダイエット成功につながります。
明日の自分のために、今日から小さな習慣から始めてみましょう!



十分な睡眠時間が確保できていないあるいはレム睡眠がとれていないと、脳が甘いものを欲するようになることが研究から分かっています。
健康的なダイエットをするためには食事だけでなく睡眠に気を使うことも重要です。
参考:
寝不足はダイエットの敵|国立大学法人 筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構(PDF)
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