リベルサス7mgを1週間で1kg減、14mgを1ヶ月くらいで3kg近く痩せましたが、吐き気が強めに出た20代女性の体験談レポート【看護師が確認済み】

リベルサス7mgを1週間で1kg減、14mgを1ヶ月くらいで3kg近く痩せましたが、吐き気が強めに出た20代女性の体験談レポート【看護師が確認済み】

有効成分「セマグルチド」が配合されたGLP-1受容体作動薬の2型糖尿病治療薬「リベルサス」を実際に使用した20代後半の女性「もちもち」さん(大阪府)より、体験談をレポートしていただきました。

「もちもち」さんの場合は、リベルサスで効果を感じながらも副作用も感じたため、総合評価を5点満点で3くらいと評価しておりますが、「リベルサスが合っていてダイエットや減量に成功した」体験談レポートもございますので、あわせてご覧ください。

リベルサスの体験談レポートの他にも、独自取材の口コミ・感想もございますので、こちらもご覧ください。

さて、本体験談レポートの要点は以下の通りです。

リベルサスの体験談まとめ
使用体験と効果
  • 服用開始は3mgで効果を感じず、7mgで食欲抑制を実感、14mgでは吐き気など強い副作用が出現
  • 7mgで1週間1kg減、14mgで1ヶ月約3kg減の体重変化が見られた
  • 毎日ではなく隔日でも食欲抑制効果は維持できた
メリットと課題
  • 自然に食欲が減り、その分食費の節約、気持ちの安定や睡眠改善など副次効果も
  • 食の楽しみの喪失、外食での気まずさ、自由診療で高額という経済的負担がネック
  • 吐き気、便秘、頭痛などの副作用が生活に影響する症状として強く出ることがある
使用後の変化と総合評価
  • 痩せたことで自信が増し、前向きに行動できるようになった
  • 間食や無駄な買い物が減り、生活リズムが整い生活習慣の改善が見られた
  • 効果は確かにあるが、副作用やコストを考えると「総合的には3程度」との自己評価

なお、本記事の体験談内容については、医学的記述や表現に不自然な点がないか、医学誌の編集経験がある看護師が確認済みです。

この記事を確認した医療系国家資格を有する専門家
Ray

看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。

それでは、次より実際の体験談レポートをご紹介いたしますが、本記事は個人の体験談であり、効果・感じ方には個人差があります。

あくまでも個人の感想ですので、効果・効能を保証するものではありません。医薬品の使用は自己責任で行い、体調変化を感じた場合は医師にご相談ください。

目次

リベルサスを処方するクリニックに勤務。自分でも試してみようと決めました

私は自由診療のクリニックで働いていて、そこではリベルサスをダイエット目的で処方することがありました。

毎日お客様と話す中で、「実際に飲んだこともないのに、この薬のことを本当に分かっているのかな」と感じる瞬間がありました。

たとえば「飲み忘れたらどうなる?」「本当に食欲なくなる?」と聞かれても、知識で説明はできるけれど、自分の言葉に実感がこもらない気がしていました。

そこで思い切って、自分でも試してみようと決めました。

3mgは効果を感じず、7mgを1週間で1kg減、14mgを1ヶ月くらいで3kg近く痩せました

リベルサス(RYBELSUS)14mgの箱
リベルサス 14mgの写真(もちもちさん提供)

最初は3mgから始めました。
体を慣らすために少量からっていうのは分かっていましたが、正直、全然効果を感じませんでした。
空腹感も普段通りで、体重も特に変わらず。

「これ、本当に効くのかな?」とちょっと不安になりました。

その後7mgに上げました。
最初の1〜2日はあまり変化がなかったです。

でも、数日たつと「あれ?そういえばお腹空かないな」と思うように。日中や夕方には必ずお菓子を食べていたのに、それが自然と減っていきました。

結果、1週間で1kg減。
無理していないのに体重が減るのは素直に嬉しかったです。

⚠️医療系国家資格を有する専門家による補足
Ray

リベルサスを3mgから7mgに増量する場合、4週間の服用が必要です。

服用開始から4週間経過する前の増量は控えましょう。

そのため、体重減少作用については自己判断で使用をしましょう。

参考:
医療用医薬品 : リベルサス|KEGG

さらに14mgに増やしたときは大変でした。

初日から強い吐き気があって、ご飯どころか水を飲むのもしんどいくらいでした。
食欲がなくなるというより「気持ち悪くて食べられない」という感じでした。

⚠️医療系国家資格を有する専門家による補足
Ray

リベルサスの副作用で5%以上と高確率で起こる可能性があるのは下痢と吐き気です。

これらは増量のタイミングで起こりやすく、徐々に軽減するとされています。

参考:
医療用医薬品 : リベルサス|KEGG

仕事中も集中できず横になったり、通勤電車の中で途中下車したこともあります。
吐き気止めを飲みながら続けたら少しは楽になりましたが、慣れるまでには時間がかかりました。

お腹が空かないというより、吐き気で食べれないという感じが強かったです。
その後は毎日ではなく1日おきに飲むようにしました。

量を調整しても、空腹は十分に抑えられて、少ない量の食事で満足できる状態が続きました。

結果、14mgを飲んで1ヶ月ぐらいで3kg近く痩せました。

コンビニで無駄に買い込むことも減ったし、外食の回数も減り、そのぶんお金を趣味や美容に使えるようになったのも、ちょっと嬉しい変化でした

やっぱり「我慢しなくても食欲がなくなる」のは大きなメリットでした。

今までのダイエットは、食べたいのに我慢するストレスとの戦いで、その反動でリバウンドしたことも多かったんです。

でもリベルサスを飲んでいると、自然に「食べなくてもいいかな」と思える。
これはかなり気が楽でした。

あと、食費が減ったのも意外なメリットでした。
少しの食事で満足できるので、コンビニで無駄に買い込むことも減ったし、外食の回数も減りました。

そのぶんお金を趣味や美容に使えるようになったのも、ちょっと嬉しい変化でした。

それから、食欲に振り回されないせいか気持ちが落ち着いたようにも思います。

今までは「お菓子を食べすぎた…」「夜遅くにラーメンを食べちゃった…」と自己嫌悪になることが多かったのですが、それがなくなっただけでも気持ちがすごく楽になりました。

無駄に悩むことが減った分、仕事や趣味に集中できるようになったのも良かった点です。

さらに、睡眠の質も少し改善したように感じました。
暴飲暴食をしなくなったからか、胃もたれで眠れないことが減り、夜は自然に眠くなって朝スッキリ起きられる日が増えました。

これはダイエット目的で飲んでいたのに、思わぬプラス効果でした。

食事の楽しみがなくなるのは少し寂しかった

ただし良いことばかりではありません。

まず、食事の楽しみがなくなるのは少し寂しかったです。
特に14mgのときは「ご飯を楽しむ」という感覚が消えてしまって、ただ栄養を入れるために食べている感じでした。

友達と外食しても、自分だけ全然食べられないのは気まずかったです。
「せっかく誘ってくれたのに申し訳ない」と思うこともありました。

それからお金の問題。
リベルサスは保険が効かないので結構高額です。
効果はあるけど、長く続けるとなると財布にかなり響きます。継続できるかどうかは、人によってはネックになると思います。

あと私はよく水分をとるタイプだったので、服用後30分間水が飲めないこともすこし苦痛でした。

一番つらかったのはやっぱり吐き気です

一番つらかったのはやっぱり吐き気です。
特に14mgに上げた直後は本当にしんどくて、匂いだけで「無理…」ってなるほど。

人によってはもっと軽いのかもしれませんが、私の場合は日常生活に影響が出るレベルでした。
吐き気止めを飲めば少しはマシになりましたが、それでも辛いのは辛いです。

特に朝の時間帯は吐き気が強くて、周囲の人の匂いだけで気持ち悪くなったりしました。
仕事に行く前から体調が悪いと一日中ブルーな気分になり、「なんでこんなに辛い思いをしてまで痩せたいんだろう」と考えてしまったこともあります。

あと便秘にもなりました。
普段よりお腹が張る感じがあり、ヨーグルトを食べたり水をたくさん飲んだりして対策しました。
それでも完全には解消できず、トイレで苦労することもありました。

些細なことですが、毎日のことなので地味にストレスになりました。
お腹がスッキリしないと気分まで重たくなるので、軽い副作用でも積み重なると結構きつかったです。

また、14mgのときは少しだけ頭痛もありました。
吐き気と重なると「体全体がだるい」という感じになって、とにかく横になりたい気分になりました。

副作用があると生活の質が下がるのは間違いないので、実際に使う人は覚悟しておいたほうがいいと思います。

⚠️医療系国家資格を有する専門家による補足
Ray

頑固な便秘と嘔気、腹部の張りはリベルサスの重篤な副作用の1つでもあるイレウスの可能性があります。

そのため、これらの症状が見られた場合には服用を中止するあるいは減量して様子を見ることをおすすめします。

参考:
医療用医薬品 : リベルサス|KEGG

体型の変化以上に、気持ちが前向きになったことがリベルサスを使って一番大きな収穫だった

体重が減ったこと自体ももちろん嬉しかったのですが、それ以上に「気持ちが変わった」のが大きいです。

前は「どうせ自分なんて」と思って洋服も無難なものばかり選んでいましたが、少し痩せただけで「これ着ても大丈夫かも」と思えるようになりました。
友達から「痩せたね」と言われると素直に嬉しかったですし、久しぶりに撮った写真で前より顔がスッキリしているのを見て、自信が持てるようになりました。

また、生活習慣にもいい影響がありました。
無駄にコンビニに寄ることが減り、日中や夜中にお菓子を食べることもなくなったので、生活のリズムが整ってきました。
今までは「食べたい」という衝動に振り回されて時間を浪費していたんだなと気づきました。

食べたくなる時もありましたが、ここで食べたら今までの努力が無駄になると思うようになり、自制する力もついたと思います。

さらに、周りの人から「なんか前よりも明るくなったね」と言われたのも嬉しかったです。
正直、吐き気でつらいときも多かったのですが、痩せたことで表情が明るく見えるようになったのかもしれません。

小さなことかもしれませんが、こういう変化はモチベーションになります。
今までは写真を撮られるのが苦手で避けていましたが、最近は自分から「撮って欲しい」と自然に言えるようになりました。

体型の変化以上に、気持ちが前向きになったことがリベルサスを使って一番大きな収穫だったと感じています。

リベルサスは痩せたい気持ちが強い人にはおすすめできるけど、気軽に誰にでも合う薬ではないと正直思います

リベルサスは、確かに効果はありました。食欲が減って、体重もちゃんと落ちました。

ただ、副作用はかなり強く感じたし、食の楽しみが減るのは人によっては大きなデメリットだと思います。

私は総合的には3くらいかな、と感じました。

痩せたい気持ちが強い人にはおすすめできるけど、気軽に誰にでも合う薬ではないと正直思います。
リベルサスを飲みながら、食事量をコントロールする力を身につけ、その後も続けていく力が必要だと感じました。

リベルサスが10錠入ったシート(表面)

リベルサス

※海外医薬品の個人輸入は、ご自身の責任において、ご自身の使用のために行う場合に限り認められています。輸入した医薬品を第三者へ譲渡・転売することは法律で固く禁じられています。

※この記事は看護師資格保有者が内容を確認していますが、診断・治療行為ではありません。必要に応じて医療機関で適切な指導を受けてください。

リベルサスの他の体験談、口コミ・感想(レビュー)

リベルサスについて、他の方にもより深く語っていただいた体験談レポートや、同じく独自に取材した口コミ・感想(レビュー)がありますので、こちらもぜひご覧ください。

「リベルサスが合わない」体験談レポートも正直に掲載させていただきます。こちらもぜひご覧ください。

リベルサスに関連する添付文書等の参考資料

※本ページでは日本語の公的資料(JAPIC/PMDA等)や、英語の公的資料(EMA/FDA等)を記載しています。いずれも基本的に各国規制当局等が発行する一次ソースですが、国・地域ごとに適応症・警告・禁忌・推奨用量などが異なるため、内容をよく比較のうえご判断ください。

※服用前には必ず輸入品に記載されている英文の説明も確認し、不明点は医師・薬剤師にご相談ください。

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本記事の監修者・執筆者

メドノア編集部が監修・執筆。
記事により薬剤師による執筆、また、適宜、医療系国家資格を有する専門家(看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当)が、医学的記述や表現に不自然な点がないか確認をしています。
確認済みの記事には、その旨記載しております。

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