2025年最新版:女性の体型について300人に調査!理想は「細さ」から「健康美」へ【看護師が確認済み】

女性の体型について300人に調査!理想は「細さ」から「健康美」へ【看護師が確認済み】

かつて「女性の体型」は細さこそが美しさの象徴とされ、体重計の数字が一喜一憂の基準でした。

しかし近年、SNSや健康ブームを背景に、新たな女性の理想像として「引き締まった健康体型」が美しいとして支持を広げています

メドノア編集部は2025年11月、全国の女性300名を対象に「女性の体型意識」に関する調査を年代別(20代〜60代以上、各60名)に分けて実施しました。その結果、「細さより健康美」というように、美の基準が大きく変化してきていることが明らかになりました。

なお、本アンケート調査におけるデータ参照元の利用妥当性や文章について、医学的記述や表現に不自然な点がないか、医学誌の編集経験がある看護師が確認済みです。

この記事を確認した医療系国家資格を有する専門家
Ray

看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。

女性の体型意識:アンケート調査まとめ
何が分かったか
  • 現在の体型に「不満」を感じている女性は全体で67.3%、特に30代は76.7%と最も高く、仕事・家事・育児が重なる多忙な時期に体型への不満が高まる
  • 理想の体型は「引き締まった健康体型」が62.0%で圧倒的1位、「細身モデル体型」は16.0%に留まり、美の基準が「細さ」から「健康美」へシフトしている
  • 理想を目指す理由は「健康でいたいから」が53.3%で最多、20代は「自信を持ちたいから」が41.7%と高いが、50代以降は「健康」が65.0%〜68.3%と圧倒的
取り組みの実態
  • 体型維持・改善のために「軽い運動(ウォーキング・ランニングなど)」が45.8%、「食事制限・食事内容の見直し」が43.2%と、手軽で継続しやすい方法が主流
  • 週1回以上運動している女性は44.0%、「頑張る」のではなく「続く」を選ぶ傾向が明確
  • SNSやメディアの影響で理想体型の考え方が変わったと感じる女性は49.7%、SNSは「見られる場所」から「学ぶ場所」へと変化している
続けられない理由
  • 年代を問わず「時間の確保」「意志の弱さ」「即効性の欠如」が共通課題
  • 20代は経済的制約や習慣化の困難さ、30〜40代は育児・家事・仕事の多重負担、50代は更年期や精神的な不調、60代以上は持病や加齢による身体機能の低下が継続を阻む
  • 理想と現実のギャップに直面しながらも継続的な取り組みを実現できていない女性が大多数を占め、ライフステージに応じた支援の必要性が浮き彫りに
新しい美の基準
  • 「美しい体型」の定義は年代を問わず「健康」「姿勢」「自然体」がキーワード
  • 年齢を重ねるほど「数字」より「姿勢」「雰囲気」「継続できる生活習慣」が美しさの基準になる
  • 「体を整える=心を整える」という考え方が定着し「美しい体型=生き方の整い」という新しい価値観が広がっている
目次

調査概要

項目内容
調査名女性の体型意識に関するアンケート調査
調査実施メドノア編集部
調査期間2025年11月
対象全国女性300名
年代構成・20代(18歳・19歳を含む):60名
・30代:60名
・40代:60名
・50代:60名
・60代以上:60名
実施方法Webアンケート(単一回答+複数選択+自由記述)
分析軸「年代×体型満足度」「理想体型」「理想の理由」「SNSの影響」「健康意識」など

1.年代別プロフィールと考察

今回の調査回答者の属性を、年代別に職業と婚姻状況でクロス集計し、各年代のライフステージと体型意識の関係性をより深く考察しました。

30代・40代は「既婚(子あり)」の割合が最も高く、特に40代では回答者の60%が該当します。この層は、「専業主婦」や「パート・アルバイト」の割合も多く、仕事・家事・育児の多忙さが体型への不満に直結していると考えられます。

一方、50代以降は「既婚(子なし)」や「離婚・別居」の割合が増え、老後の生活への不安もあり、体型意識が「健康・生活の質」へと変化していることが読み取れます。

年代別×職業:クロス集計

年代別×職業:クロス集計|女性の体型意識に関するアンケート調査
年代会社員パート・
アルバイト
フリーランス
・自営業
専業主婦学生その他合計
20代28人
(46.7%)
10人
(16.7%)
1人
(1.7%)
10人
(16.7%)
9人
(15.0%)
2人
(3.3%)
60人
(100%)
30代25人
(41.7%)
11人
(18.3%)
7人
(11.7%)
14人
(23.3%)
0人
(0.0%)
3人
(5.0%)
60人
(100%)
40代12人
(20.0%)
17人
(28.3%)
6人
(10.0%)
20人
(33.3%)
0人
(0.0%)
5人
(8.3%)
60人
(100%)
50代18人
(30.0%)
14人
(23.3%)
8人
(13.3%)
16人
(26.7%)
0人
(0.0%)
4人
(6.7%)
60人
(100%)
60代以上4人
(6.7%)
7人
(11.7%)
5人
(8.3%)
41人
(68.3%)
0人
(0.0%)
3人
(5.0%)
60人
(100%)
合計87人
(29.0%)
59人
(19.7%)
27人
(9.0%)
101人
(33.7%)
9人
(3.0%)
17人
(5.7%)
300人
(100%)

年代別×婚姻状況:クロス集計

年代別×婚姻状況:クロス集計|女性の体型意識に関するアンケート調査
年代既婚
(子あり)
既婚
(子なし)
離婚・別居未婚その他合計
20代13人
(21.7%)
7人
(11.7%)
1人
(1.7%)
39人
(65.0%)
0人
(0.0%)
60人
(100%)
30代33人
(55.0%)
5人
(8.3%)
4人
(6.7%)
18人
(30.0%)
0人
(0.0%)
60人
(100%)
40代36人
(60.0%)
6人
(10.0%)
2人
(3.3%)
16人
(26.7%)
0人
(0.0%)
60人
(100%)
50代21人
(35.0%)
17人
(28.3%)
8人
(13.3%)
13人
(21.7%)
1人
(1.7%)
60人
(100%)
60代以上11人
(18.3%)
7人
(11.7%)
35人
(58.3%)
6人
(10.0%)
1人
(1.7%)
60人
(100%)
合計114人
(38.0%)
42人
(14.0%)
50人
(16.7%)
92人
(30.7%)
2人
(0.7%)
300人
(100%)

2.年代別の平均BMIと体格統計量

今回の調査では、全年代で平均BMI(体格指数)が18.5〜24.9の「普通体重」の範囲内に収まっており、前年代で健康的な体型であるといえます。

また、年代が上がるにつれて平均BMIはわずかに上昇傾向ですが、全年代で「普通体重」の範囲内に収まっています。

⚠️医療系国家資格を有する専門家による補足
Ray

BMIは世界共通の肥満度の指標で、身長と体重から測定します。

標準値は22で、22に近いほど病気になりにくいとされています。

参考:
食事バランスガイド|厚生労働省(PDF)

※BMIを簡単に計算できるツールも公開しておりますので、ぜひご利用ください。

年代別:BMI区分

年代別:BMI区分|女性の体型意識に関するアンケート調査
年代平均
BMI
中央値
BMI
最小
BMI
最大
BMI
20代21.020.315.141.3
30代20.720.115.628.6
40代21.220.214.231.6
50代21.620.815.639.3
60代以上21.821.411.334.1

年代別:身長統計量(cm)

年代別:身長統計量(cm)|女性の体型意識に関するアンケート調査
年代平均中央値最大最小
20代158.6158.0171.0146.0
30代158.8158.0172.0147.0
40代158.7158.0172.0146.0
50代159.9160.0175.0147.0
60代以上157.0156.0172.0143.0

年代別:体重統計量(kg)

年代別:体重統計量(kg)|女性の体型意識に関するアンケート調査
年代平均中央値最大最小
20代51.950.088.040.0
30代51.951.075.038.0
40代53.450.080.035.0
50代54.653.0107.040.0
60代以上55.555.083.040.0

3.現在の体型満足度:「不満」が全体で67.3%、特に30代は76.7%

現在の体型に「不満」(やや不満+とても不満)を感じている女性は全体で67.3%に上り、特に30代では76.7%と最も高い結果となりました。

30代の女性は仕事・家事・育児が重なる時期で、自由記述からも「時間が取れない」「三日坊主で終わってしまう」といった声が多く見られました。体型への満足度が下がるのは、多忙な生活により体型の維持や改善のための時間が取れないためと言えます。

⚠️医療系国家資格を有する専門家による補足
Ray

体重や体型は標準的であるにもかかわらず、自分が太っている、もっと痩せたいと感じる女性は特に若年層に多い傾向にあります。

これは自身のボディイメージのゆがみが深く関係していると言われています

そのため、BMIの数値や正しい体型認識を行うことも重要です。

参考:
若年成人における自己の体型認識、理想の体型およびダイエット経験に関する調査|J-STAGE(PDF)

年代別:体型満足度

年代別:体型満足度|女性の体型意識に関するアンケート調査
状態20代30代40代50代60代以上全体
とても満足2人
(3.3%)
2人
(3.3%)
0人
(0.0%)
1人
(1.7%)
4人
(6.7%)
9人
(3.0%)
やや満足15人
(25.0%)
7人
(11.7%)
7人
(11.7%)
10人
(16.7%)
3人
(5.0%)
42人
(14.0%)
どちらでもない9人
(15.0%)
5人
(8.3%)
12人
(20.0%)
14人
(23.3%)
7人
(11.7%)
47人
(15.7%)
やや不満20人
(33.3%)
29人
(48.3%)
24人
(40.0%)
17人
(28.3%)
33人
(55.0%)
123人
(41.0%)
とても不満14人
(23.3%)
17人
(28.3%)
17人
(28.3%)
18人
(30.0%)
13人
(21.7%)
79人
(26.3%)
合計60人
(100%)
60人
(100%)
60人
(100%)
60人
(100%)
60人
(100%)
300人
(100%)

4.理想の体型:「引き締まった健康体型」が62.0%で圧倒的1位

理想とする体型は、「引き締まった健康体型」が全体で62.0%と圧倒的な支持を集めました。

「細身モデル体型」を理想とする割合は20代で28.3%と高いものの、年代が上がるにつれて減少し、40代では71.7%が「引き締まった健康体型」を理想としています。美の基準は「外見の細さ」から「健康的な体型」へと、年代を問わず確実にシフトしていることが裏付けられました。

年代別:理想の体型

年代別:理想の体型|女性の体型意識に関するアンケート調査
理想体型20代30代40代50代60代以上全体
引き締まった健康体型32人
(53.3%)
38人
(63.3%)
43人
(71.7%)
38人
(63.3%)
35人
(58.3%)
186人
(62.0%)
細身モデル体型17人
(28.3%)
12人
(20.0%)
7人
(11.7%)
4人
(6.7%)
8人
(13.3%)
48人
(16.0%)
ふんわり女性的
(丸みを帯びた体型)
10人
(16.7%)
9人
(15.0%)
6人
(10.0%)
11人
(18.3%)
9人
(15.0%)
45人
(15.0%)
筋肉質
(アスリート型)
1人
(1.7%)
1人
(1.7%)
2人
(3.3%)
1人
(1.7%)
1人
(1.7%)
6人
(2.0%)
特に意識していない0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
2人
(3.3%)
6人
(10.0%)
7人
(11.7%)
15人
(5.0%)
合計60人
(100%)
60人
(100%)
60人
(100%)
60人
(100%)
60人
(100%)
300人
(100%)

理想体型を選んだ理由(年代別に自由記述より抜粋)

理想体型を選んだ理由として、「健康的で病気なく長生きできるスタイル」「無理なくずっと健康でいれるような体型」といった健康志向の回答が多数を占める一方で、「服が似合うから」「好きな服を着たいから」「細いと大概の服は似合うから」といったファッション性や、「女性らしいほうが魅力的」「女性特有の丸みがあった方が魅力的」「男性受けが良い」といった女性らしさへの価値観も見られます。

また、「適度に筋肉をつけたいから」「筋肉がある方が健康的に見える」「引き締まっている方が健康的で理想的」といった、単なる痩身ではなく筋肉質で引き締まった身体への憧れも顕著に見られ、「細すぎるよりも丸みがあるほうが好み」「痩せすぎもよくない」「ガリガリだと見た目も不健康に見える」といった、極端な痩身を否定する声も多く挙がっています

これらの回答からは、現代女性の理想体型が「細さ」一辺倒から、「引き締まった健康美」へとシフトしていることが読み取れます。

20代

20代女性は、ガリガリではなく健康的で女性らしい細さを理想とする傾向があります。細身ながらも程よく筋肉があり、洋服をきれいに着こなせる引き締まった体型を目指す声が多いです。

  • ガリガリよりも柔らかい印象になるから(会社員・既婚:子なし・九州・沖縄)
  • やっぱり細い方がいろんな洋服を着こなせて可愛いから(パート・アルバイト・既婚:子あり・中部)
  • 今よりもう少し太りたいと思っているから(その他・未婚・近畿)
  • 健康的で適度に筋肉がある方が、キレイに見えるから(パート・アルバイト・未婚・中国・四国)
  • 現状は線が細く、もう少し女性的な魅力が欲しいと思っているため(会社員・未婚・中部)
  • どの服装も似合うし、短いスカートやズボンも履けると思うため(フリーランス・自営業・既婚:子あり・関東)
  • 細い方が洋服の着こなしの幅が広がる(会社員・既婚:子なし・中部)
  • ガリガリすぎると不健康に見えるから(会社員・既婚:子あり・北海道・東北)
  • 脂肪しかない体型より動きやすく、着る服も選びやすいから(パート・アルバイト・未婚・中部)
  • 細身の服を着た時に映えますし、腹筋が割れていたらかっこいいなとおもうからです。また、今の自分は痩せているのに皮下脂肪でお腹が出ていて見るたびうんざりするからです(専業主婦・既婚:子あり・中部)

30代

30代女性は、細さよりも健康的で引き締まった体型を理想とする傾向があります。無理なく維持できるスタイルや、程よい筋肉・女性らしい丸みを重視し、見た目だけでなく長く健康でいられる体を目指す声が多いです。

  • 健康のためにも程よい筋肉が欲しいと思います(パート・アルバイト・既婚:子あり・関東)
  • 筋肉もほどよく引き締まっている方が健康的で理想的に思うので(パート・アルバイト・未婚・北海道・東北)
  • 細すぎずも、ある程度女性らしさは必要だと思うから(パート・アルバイト・離婚・別居・九州・沖縄)
  • 無理なく、ずっと健康でいれるような体型になりたいと思うので(会社員・既婚:子なし・関東)
  • どこの部分も贅肉だらけなので、程よく引き締まった体型にあこがれています(会社員・未婚・九州・沖縄)
  • 子供を産むまでは定期的にジム通いをして引き締まった体を維持していたから(パート・アルバイト・既婚:子あり・近畿)
  • 丸みがある方が優しい印象で良いと思うから(フリーランス・自営業・未婚・北海道・東北)
  • 一番健康的で病気なく長生き出来るスタイルだから(会社員・未婚・中国・四国)
  • 見た目のバランスが良く見え、快適に動くことができると思うからです(専業主婦・既婚:子あり・北海道・東北)
  • 若いころはモデルさんのように細ければいいと思っていましたが、30代になるとただ細いだけよりも、健康的・色気を感じる体型の方が魅力的に見えると思うようになったからです(会社員・既婚:子あり・中国・四国)

40代

40代女性は、見た目の美しさよりも健康的で動きやすい体を理想とする傾向があります。過度な筋肉よりも、適度な引き締まりや柔らかさを重視し、無理なく維持できる「しなやかな健康美」を目指す声が多いです。

  • 健康的な体が理想。現在は少し痩せすぎている(フリーランス・自営業・既婚:子なし・関東)
  • ストレスか疲労で体重が減ってしまい、もう少し体重を増やしたい(専業主婦・既婚:子あり・関東)
  • ただ細いより引き締まっていると綺麗に見えるので(フリーランス・自営業・既婚:子あり・近畿)
  • 日々の生活の中でも身体を動かしやすく、健康が保てそうだから(専業主婦・既婚:子あり・近畿)
  • 元々骨太で直線的な体型なので、少しでも柔らかい印象をもってもらえるように(パート・アルバイト・既婚:子あり・近畿)
  • 筋肉質である必要はないが、ほどよく健康的な身体が一番馴染む気がするため(会社員・未婚・九州・沖縄)
  • 健康的であることが一番美しいと思うから(パート・アルバイト・既婚:子あり・関東)
  • 垂れ下がったお尻とか引き締めて、プリッとさせたい(パート・アルバイト・離婚・別居・北海道・東北)
  • 腹や腕に脂肪があってたるんでいるので引き締まった体型になりたいです(その他・未婚・近畿)
  • 理由は、見た目の美しさだけでなく、日常生活での動きやすさや健康維持にもつながると感じるからです。適度な筋肉としなやかさがあり、無理のない運動や食生活で維持できる体型であることが理想です(会社員・既婚:子あり・近畿)

50代

50代女性は、見た目の若さよりも健康を重視し、筋力や持久力を維持できる体を理想とする傾向があります。細すぎず太すぎず、年齢に合った自然な体型を目指しつつ、無理のない範囲で引き締めや女性らしさを保ちたいという声が多いです。

  • 年相応でよいが、垂れ下がった印象は持たれたくない(会社員・既婚:子なし・近畿)
  • 年齢とともに筋力の低下を感じている、筋肉の量を保って健康でいたいです(パート・アルバイト・既婚:子なし・中部)
  • 登山を続けたいので筋力と持久力を兼ね備えた体型になりたい(会社員・既婚:子なし・関東)
  • あまり痩せすぎも好きではないのである程度女性らしい体型が理想です(会社員・離婚・別居・関東)
  • 細いだけではなく、適度に筋肉がついていて、日常を元気に過ごせるのが理想だからです。(専業主婦・既婚:子あり・北海道・東北)
  • 元々痩せ型だったのもあり、ここ1年の間での腹の肉の付き具合が悲しいように見える。(専業主婦・既婚:子あり・関東)
  • 細すぎず、太りすぎず、健康的な体型だと思うから(その他・未婚・近畿)
  • 見た目だけでは(ノД`)健康的に過ごせると思うから(パート・アルバイト・未婚・北海道・東北)
  • 肥満でも痩せすぎでも体に悪いと思いますが、極度の体重管理はストレスになるため(会社員・既婚:子なし・九州・沖縄)
  • 身長が低いため、多少痩せたところで痩せて見えない。かといって、年齢的に普通に痩せようとすると、頬がこけ、デコルテがげっそりしているのに、骨格ウェーブなこともあり下半身はどっしりという何ともおかしなスタイルになってしまっているので、下半身が細くなってくれたらいいのになと思うから。(フリーランス・自営業・既婚:子あり・中部)

60代以上

60代以上の女性は、見た目よりも健康や生活のしやすさを重視する傾向があります。無理のない範囲で筋肉を保ち、できるだけ長く自分の足で歩ける体を理想としつつ、過度な体型維持へのこだわりは薄れる傾向が見られます。

  • 特に何も感じないから(フリーランス・自営業・未婚・北海道・東北)
  • 自分にとって安心感が抱ける体型だから(会社員・既婚:子あり・近畿)
  • 健康的に見えると思うから(専業主婦・既婚:子あり・関東)
  • 健康的な体型が良いと思うからです(専業主婦・既婚:子なし・中部)
  • 太っているし、お腹がポッコリ出ていてみっともない体型が嫌です(専業主婦・既婚:子あり・中国・四国)
  • 痩せていて、膨らみがないので、ふんわりした体型に憧れる(フリーランス・自営業・既婚:子あり・近畿)
  • 健康のためです(パート・アルバイト・既婚:子あり・近畿)
  • 意識せず生活しています(専業主婦・既婚:子なし・近畿)
  • 適度な筋肉がついている体型が望ましいと思うから(その他・未婚・九州・沖縄)
  • 引き締まった体系には憧れるけど、甘いものが好きなんでそこまでは望めないしそこまでする気力もない。なるべく長く自分の脚で歩けるようにはなりたい(パート・アルバイト・離婚・別居・中部)

5.理想を目指す理由:「健康でいたい」が53.3%、若年層は「自信」

女性が理想の体型を目指す一番の理由として、全体で「健康でいたいから」が53.3%と過半数を占めました。

若年層(20代)は「自信を持ちたいから」(41.7%)が最も高い一方、50代以降は「健康でいたいから」が65.0%〜68.3%と圧倒的で、「健康」を軸に自分の心身を守る意識へと変化しています。理想体型は「見られるため」ではなく、「生きやすくあるため」に追求されていると言えます。

年代別:理想を目指す一番の理由

年代別:理想を目指す一番の理由|女性の体型意識に関するアンケート調査
理由20代30代40代50代60代以上全体
健康でいたいから18人
(30.0%)
29人
(48.3%)
33人
(55.0%)
39人
(65.0%)
41人
(68.3%)
160人
(53.3%)
自信を持ちたいから25人
(41.7%)
20人
(33.3%)
12人
(20.0%)
6人
(10.0%)
11人
(18.3%)
74人
(24.7%)
ファッションを楽しみたいから10人
(16.7%)
10人
(16.7%)
10人
(16.7%)
6人
(10.0%)
5人
(8.3%)
41人
(13.7%)
周囲から良く見られたいから6人
(10.0%)
1人
(1.7%)
5人
(8.3%)
7人
(11.7%)
3人
(5.0%)
22人
(7.3%)
その他1人
(1.7%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
2人
(3.3%)
0人
(0.0%)
3人
(1.0%)
合計60人
(100%)
60人
(100%)
60人
(100%)
60人
(100%)
60人
(100%)
300人
(100%)

6.体型維持・改善の方法:「軽い運動」と「食事の見直し」が二大主流

体型維持・改善のために取り組んでいること(複数選択)では、「軽い運動(ウォーキング・ランニングなど)」が45.8%「食事制限・食事内容の見直し」が43.2%と、手軽で継続しやすい方法が二大主流となりました。

「筋トレ・ジム通い」は16.3%に留まり、多くの女性が「頑張る」のではなく「続く」を選ぶ傾向が明確です。健康志向は「我慢」から「習慣」へと変わりつつあり、この傾向は、忙しい30代・40代の女性にとって特に重要です。

⚠️医療系国家資格を有する専門家による補足
Ray

ウォーキングやランニング、水泳などは有酸素運動と呼ばれ、体脂肪を分解してエネルギー源にするため、内臓脂肪や体脂肪の減少効果が期待できます。

参考:
トレーニング:有酸素運動とは – 健康長寿ネット|公益財団法人長寿科学振興財団

年代別:体型維持・改善のために取り組んでいること(複数選択)

年代別:体型維持・改善のために取り組んでいること(複数選択)|女性の体型意識に関するアンケート調査
方法20代30代40代50代60代以上全体
軽い運動
(ウォーキング・
ランニングなど)
43.4%49.2%46.7%45.8%36.7%45.8%
食事制限・
食事内容の見直し
45.3%47.5%41.7%39.0%36.7%43.2%
特に
何もしていない
18.9%18.0%23.3%25.4%30.0%22.0%
筋トレ・
ジム通い
20.8%16.4%15.0%15.3%13.3%16.3%
サプリ・
健康食品
15.1%13.1%11.7%11.9%10.0%12.9%
エステ・
マッサージ
5.7%4.9%5.0%3.4%0.0%4.2%
その他1.9%0.0%1.7%0.0%0.0%0.8%

7.運動習慣:「週1回以上」が44.0%

体型維持・改善のための運動習慣について尋ねたところ、「週1〜2回」(28.0%)と「週3回以上」(16.0%)を合わせて44.0%の女性が週に1回以上、定期的に運動していることが分かりました。

⚠️医療系国家資格を有する専門家による補足
Ray

体脂肪を燃焼させ、健康的な身体を作るために有酸素運動をする場合、
「中等度の有酸素運動を少なくとも週5日、または高強度の有酸素運動を少なくとも週3日」が理想とされています。

週3回以上運動を継続することで、体型維持・改善効果が期待できるでしょう。

参考:
トレーニング:有酸素運動とは – 健康長寿ネット|公益財団法人長寿科学振興財団

年代別 運動習慣

年代別 運動習慣|女性の体型意識に関するアンケート調査
頻度20代30代40代50代60代以上全体
週3回以上12人
(20.0%)
7人
(11.7%)
10人
(16.7%)
10人
(16.7%)
9人
(15.0%)
48人
(16.0%)
週1〜2回20人
(33.3%)
16人
(26.7%)
19人
(31.7%)
8人
(13.3%)
21人
(35.0%)
84人
(28.0%)
月1〜2回6人
(10.0%)
6人
(10.0%)
1人
(1.7%)
6人
(10.0%)
2人
(3.3%)
21人
(7.0%)
ほとんどしない20人
(33.3%)
22人
(36.7%)
21人
(35.0%)
27人
(45.0%)
22人
(36.7%)
112人
(37.3%)
まったくしない2人
(3.3%)
9人
(15.0%)
9人
(15.0%)
9人
(15.0%)
6人
(10.0%)
35人
(11.7%)
合計60人
(100%)
60人
(100%)
60人
(100%)
60人
(100%)
60人
(100%)
300人
(100%)

運動習慣が続けられない・うまくいかない理由(年代別に自由記述より抜粋)

体型維持や改善の取り組みが続けられない理由は、年代を問わず「時間の確保」「意志の弱さ」「即効性の欠如」でした。

運動習慣が続けられない背景には年代やライフステージごとに異なる事情があります。

20代は経済的・時間の制約による習慣化の困難さ30~40代は育児・家事・仕事の負担50代は更年期や精神的な不調による心身の変化60代以上は持病や加齢による身体機能の低下など、年代特有の要因が継続を難しくしていることが示唆されました。

全年代を通じて、理想と現実のギャップに直面しながらも継続的な取り組みを実現できていない女性が大多数を占めており、ライフステージに応じた支援の必要性が浮き彫りとなっています。

⚠️医療系国家資格を有する専門家による補足
Ray

更年期は女性ホルモンの低下により意欲が低下したり、気分が落ち込んだりします。また、疲れやすくもなります。

更年期は頑張りすぎずに、自身の体調や心身の状態に合わせて無理なく運動をすることが理想です。

参考:
更年期障害 – 産科・婦人科の病気|公益社団法人 日本産科婦人科学会

20代

20代女性は、時間やお金の制約、気力の不足から運動を継続できない傾向があります。仕事や育児の忙しさに加え、ジム通いへのハードルや夜間の安全面も障壁となり、ストレスや食欲のコントロールが難しく挫折するケースが多いです。

  • ジムに通うのがめんどくさくて継続が難しい(パート・アルバイト・未婚・中国・四国)
  • ジムに通うハードルが高いので、自宅周辺のウォーキングから始めようと思ったのですが、仕事終わりの暗い時間に外を歩くのが怖くて出来ない(会社員・未婚・関東)
  • 面倒くさい。金銭的な余裕もない(会社員・既婚:子なし・中部)
  • 子供もいて自分の時間も気力もない(パート・アルバイト・既婚:子あり・中国・四国)
  • 普段の生活でいっぱいで余裕がないから(パート・アルバイト・既婚:子あり・中部)
  • 習慣に落とし込むのが難しい、明確な期日も一緒に取り組む仲間もいないから(パート・アルバイト・未婚・中部)
  • 世の中に美味しいものが多すぎる(学生・未婚・関東)
  • とうしても甘い食べ物をたくさん食べてしまうから(会社員・未婚・関東)
  • 食事制限をしても、我慢できずにお菓子を食べてしまいます(学生・未婚・北海道・東北)
  • 普段の生活でのストレスや生理前後のホルモンバランスの乱れで暴食してしまい挫折するから(会社員・未婚・近畿)

30代

30代女性は、仕事・家事・育児に追われ、運動や食事管理に割く時間や気力がないことが主な課題となっています。「三日坊主で終わる」「疲れて余力がない」といった声が多く、忙しさとストレスの中で健康習慣を継続する余裕を持ちにくい傾向が見られます。

  • 食事制限は1日で限界を感じて結局食べてしまいますし、運動も仕事が忙しくて時間が作れず、結局三日坊主になってしまうことが多いので継続させることが難しいです(会社員・未婚・関東)
  • 三日坊主で終わってしまう。そして仕事子育て家事で時間が取れない(会社員・既婚:子あり・関東)
  • 子どもが産まれて、生活習慣が変わったから。時間がとれなくなった(会社員・既婚:子あり・関東)
  • 食べることが好きなので、食事制限が難しい(専業主婦・既婚:子あり・中部)
  • 育児で時間があまりないときや疲れがでてできないときがあります(専業主婦・既婚:子あり・中国・四国)
  • 仕事が忙しくて生活リズムが崩れてしまい食生活にあまり気を配れない。運動する時間もとれない(会社員・未婚・中部)
  • 育児・仕事にとられる時間が多く、今日は休みだから運動しよう、という日に限って子供が熱を出して病院受診…1日がつぶれてしまうため(パート・アルバイト・既婚:子あり・近畿)
  • 仕事と育児で疲れてしまい運動や食生活に気を遣う余力が残っていないから(会社員・既婚:子あり・北海道・東北)
  • 子育てが忙しくてなかなか時間を取れない(フリーランス・自営業・既婚:子あり・中部)
  • とにかく面倒くさいのと、普段の仕事、育児、家事だけでもう何もする元気がないくらい疲れてしまい、続けられません(会社員・既婚:子あり・中国・四国)

40代

40代女性は、仕事・家事・介護など多忙な生活の中で時間と体力の確保が難しく、運動を続ける余裕を持ちにくい傾向があります。疲労やモチベーション低下に加え、家族の食事や生活リズムへの影響も重なり、無理なく続けられる習慣づくりが課題となっています。

  • 日々の生活に追われて運動を続けるのが億劫になってしまうからです(会社員・既婚:子あり・関東)
  • 時間がないのと、ついつい怠けてしまうからです(パート・アルバイト・既婚:子あり・中部)
  • 家事や子供対応で、バタバタしてできない時もある(専業主婦・既婚:子あり・関東)
  • 仕事と介護で多忙なので(パート・アルバイト・既婚:子あり・近畿)
  • 子供が食事を残すので、勿体無いから食べてしまう(パート・アルバイト・既婚:子あり・近畿)
  • うつ病で体を動かすのが困難(その他・未婚・中国・四国)
  • 家族の食事と自分の食事を分けるのが大変なので、家族に合わせてつい太りやすいものを食べてしまう(フリーランス・自営業・既婚:子あり・近畿)
  • 成果がでるまで時間がかかるのでモチベーションが続かない(パート・アルバイト・未婚・北海道・東北)
  • 理由としては、仕事や家事で忙しくなると時間が確保できず習慣が途切れやすいこと、疲れてやる気が出ない日があることが挙げられます。また、短期間で結果を求めすぎて焦ってしまうことも継続の妨げになっています(会社員・既婚:子あり・近畿)
  • ジムは、仕事帰りに疲れて寄れなくなった(パート・アルバイト・離婚・別居・北海道・東北)

50代

50代女性は、仕事や家事による疲労や時間の制約に加え、更年期による体調変化や気力の低下から運動を継続できない傾向があります。成果が見えにくいことや経済的・精神的な負担も重なり、自分の健康より家族や用事を優先してしまうケースが多く見られます。

  • 仕事と家事の両立で時間が取れなくて、自分のことは後回しになってしまいます。疲れていると運動する気力が出ない事も多いです(パート・アルバイト・既婚:子あり・近畿)
  • 家事や育児に追われて、自分の時間が取れないからです(専業主婦・既婚:子あり・北海道・東北)
  • 家の中に家事があるため、出かけなくても良い理由があるため、外での運動をしなくても、言い訳があるから(専業主婦・既婚:子あり・関東)
  • 仕事で疲れてしまい、運動をしたくなくなる(会社員・既婚:子なし・関東)
  • 更年期の気持ちの変化や体から疲れやすいので、なかなか自分に甘くなってしまうから(パート・アルバイト・既婚:子あり・九州・沖縄)
  • 鬱病になり身体を動かすのがとても辛いときがあり毎日続けることが難しいと感じています(専業主婦・既婚:子あり・関東)
  • すぐに結果が表れないので飽きてしまいあきらめることがほとんどです(会社員・未婚・中部)
  • できれば運動をしたいのに、運動をしようと思うと用事が入ったりして、なかなかタイミングが合わない。何か目標があれば、隙間時間を見つけて運動するという努力をすると思う(フリーランス・自営業・既婚:子あり・中部)
  • どこかに通うのも、専門の医療系も経済的にもかかるし、時間を作るのが大変。体調が、用事がとなるとそこから続かない(専業主婦・既婚:子なし・関東)
  • 意志が弱いから(パート・アルバイト・既婚:子あり・近畿)

60代以上

60代以上の女性は、体力や持病、気候の影響など、身体的・環境的な要因で運動を続けにくい傾向があります。代謝の低下や効果の出にくさも挫折の要因となり、無理のない範囲での継続方法を見つけることが課題となっています。

  • 疲労感や暑さ寒さ(その他・未婚・中国・四国)
  • 動画で簡単となってても、私には結構キツイので続けられないものが多い(パート・アルバイト・離婚・別居・中部)
  • 呼吸器系疾患の持病があるため運動ができない(パート・アルバイト・離婚・別居・関東)
  • 私は足を怪我していて、膝、足首にサポーターをつけているので運動できないのが悩み(専業主婦・既婚:子あり・中国・四国)
  • 食習慣を変えるのが難しい(その他・未婚・九州・沖縄)
  • 天候や体調に左右されやすく、継続が難しい時があります。特に夏場や冬場は外に出るのが億劫になります(パート・アルバイト・既婚:子あり・九州・沖縄)
  • 食欲が出る薬を飲んでおり、どうしても食べてしまう(フリーランス・自営業・未婚・関東)
  • 身体の代謝が落ちてしまって軽い運動では追い付かない(専業主婦・既婚:子あり・関東)
  • 散歩は7000歩を目標としているが、結構な時間がかかるため、3000歩程度で終わりにしてしまうため(フリーランス・自営業・離婚・別居・北海道・東北)
  • すぐに効果が出ないので諦めてしまう(専業主婦・既婚:子あり・関東)

8.SNSの影響とインフルエンサー:見られる場所から「学ぶ場所」へ

SNSやメディアの影響で「理想体型」の考え方が変わったと感じる女性は、「強くある」(9.3%)と「ややある」(40.3%)を合わせて49.7%でした。

SNSは、若年層ではInstagramやTikTokなど”映える情報”中心で「理想体型」の形成に影響を与えますが、30〜50代ではYouTubeで「学ぶ系」のコンテンツが多く参照されています。

SNSは「見られる場所」から「学ぶ場所」へと変化し、継続的な健康習慣の触媒になっていると言えます。

年代別:SNSやメディアの影響

年代別:SNSやメディアの影響|女性の体型意識に関するアンケート調査
影響20代30代40代50代60代以上全体
強くある13人
(21.7%)
8人
(13.3%)
1人
(1.7%)
5人
(8.3%)
1人
(1.7%)
28人
(9.3%)
ややある30人
(50.0%)
22人
(36.7%)
23人
(38.3%)
21人
(35.0%)
25人
(41.7%)
121人
(40.3%)
ほとんどない14人
(23.3%)
23人
(38.3%)
31人
(51.7%)
25人
(41.7%)
26人
(43.3%)
119人
(39.7%)
まったくない3人
(5.0%)
7人
(11.7%)
5人
(8.3%)
9人
(15.0%)
8人
(13.3%)
32人
(10.7%)
合計60人
(100%)
60人
(100%)
60人
(100%)
60人
(100%)
60人
(100%)
300人
(100%)

参考にしているインフルエンサーランキング

全年代で2票以上

※母数:300名 / 有効回答数:84名

アカウント名票数
ひなちゃんねる11
竹脇まりな10
なかやまきんに君4
片倉岳人3
神崎恵3
熊田曜子2
のがちゃんねる2
トレぴな2
aya(フィットネスプロデューサー)2

各年代のみで挙げられていたインフルエンサー5名抜粋

20代

※母数:60名 / 有効回答数:28名

  • 黒崎みさ
  • 新田さちか
  • あのちゃん
  • なえなの
  • 大谷映美里
30代

※母数:60名 / 有効回答数:29名

  • 橋本なみ
  • 田中みなみ
  • 北川景子
  • 佐川裕香
  • なるねぇ
40代

※母数:60名 / 有効回答数:25名

  • 石井美保
  • 渡辺直美
  • 森拓郎
  • 滝沢眞規子
  • ズボラストレッチ
50代

※母数:60名 / 有効回答数:23名

  • えみ【アラフィフダイエット】
  • 肉断夫婦
  • 加治ひとみ
  • 篠(ロードバイクインフルエンサー)
  • 神崎恵
60代以上

※母数:60名 / 有効回答数:6名

  • 津久井友美
  • バレエママtv(これで踊ります)
  • タキミカチャンネル
  • 鎌倉ジム
  • フラミンゴの介護予防チャンネル

9. “美しい体型=生き方の整い”へ

自由記述で「美しい体型」の定義を尋ねたところ、年代を問わず共通するキーワードは「健康」「姿勢」「自然体」でした。

年齢を重ねるほど、「数字」より「姿勢」「雰囲気」「継続できる生活習慣」が美しさの基準になります。

この調査結果から、日本の女性の体型意識は、数字や流行に左右されない”健康美”という新しい基準へ移行し、「体を整える=心を整える」と結論づけられます。

“美しい体型=生き方の整い”という考え方が、現代の日本女性に定着しつつあります。

20代

20代女性は、痩せすぎを避け、健康的で引き締まった体型を「美しい」と考える傾向があります。体のバランスや筋肉の適度なつき方を重視しつつ、外見だけでなく「自分らしく笑顔でいられる心の健康」も美しさの一部と捉える意識が見られます。

  • 痩せすぎず、数字にこだわりすぎない(会社員・未婚・関東)
  • 健康的に見えるけど引き締まって綺麗に見える状態(会社員・未婚・近畿)
  • 細すぎず、太すぎず、多少ぽっちゃり体型(その他・未婚・近畿)
  • 筋肉があって、ある程度引き締まっている体型(パート・アルバイト・未婚・北海道・東北)
  • 細すぎもせず、太り過ぎもせず健康的に見えて着たい服も着れる(専業主婦・既婚:子あり・中国・四国)
  • 細すぎず、太すぎない、バランスの取れた体型と考えています(会社員・未婚・中部)
  • 筋肉がついていて、引き締まった状態(パート・アルバイト・未婚・中国・四国)
  • 贅肉が無く、程良く筋肉が覆っている体型(パート・アルバイト・未婚・中部)
  • 全体的なバランスが良くて、引き締まっている。健康的(会社員・未婚・中国・四国)
  • どんな体型でも美しいと思います。好きな服や好きなメイクで身を包んで笑顔でいられる心が健康な状態であれば美しいと思います(会社員・未婚・中部)

30代

30代女性は、程よい筋肉とくびれのある引き締まった体型を「美しい」と考える傾向があります。健康的で姿勢が良く、メリハリのあるラインや女性らしい丸みを理想とし、数字よりも自分が納得できる見た目や着こなしを重視する意識が強いです。

  • ひきしまっているが痩せすぎでもない体型(会社員・未婚・北海道・東北)
  • 程よく筋肉がついていて引き締まっている、くびれがある(会社員・未婚・九州・沖縄)
  • 健康体系、姿勢も良く見た目も生き生きしている(会社員・既婚:子あり・関東)
  • バランス良く筋肉が付いていると、美しいと思います(会社員・既婚:子あり・関東)
  • メリハリ(くびれなど)があり、筋肉と脂肪がちょうど良くある体型です(その他・未婚・中国・四国)
  • 自分の理想的な体型で、体重は気にしなく自分が納得できる体型(パート・アルバイト・未婚・北海道・東北)
  • 自分が着たい服がきれいに着こなせること(会社員・既婚:子あり・関東)
  • 健康に害がなく普通体型が美しいと思います(フリーランス・自営業・未婚・北海道・東北)
  • 細いのに筋肉がついていてメリハリがある引き締まった体型(フリーランス・自営業・未婚・中部)
  • 胸やお尻など女性のシンボルが綺麗にあることはもちろん、くびれがあって全体的に丸みがある女性らしい体型が美しくて理想です。また、脚がスラっとしていて真っ直ぐな体型が一番美しいと思います(会社員・未婚・関東)

40代

40代女性は、無理のない自然体で健康的に引き締まった体型を「美しい」と感じる傾向があります。過度な細さよりも、程よい筋肉や柔らかな丸みを備えたバランスの良い体を理想とし、見た目だけでなく動きやすさや体調の良さも重視しています。

  • ヘルシーなイメージで全体的に引き締まっている(会社員・未婚・北海道・東北)
  • 均整がとれて、かつ無理のない自然体であると感じられる状態(会社員・未婚・九州・沖縄)
  • 細すぎず筋肉も程よくついて引き締まっている体系(パート・アルバイト・既婚:子あり・関東)
  • 世に売っている標準サイズ(Mサイズ)を苦労なく着られる(専業主婦・既婚:子あり・近畿)
  • 背中やお腹にぜい肉がなく、痩せすぎず程よく筋肉もあり、健康的な体型(専業主婦・既婚:子あり・関東)
  • 美容体重くらいで無駄な贅肉がなく程よい筋肉がありすっきりとした体型(パート・アルバイト・未婚・近畿)
  • 適度に肉付きがよく、元気で健康的に見える体型(フリーランス・自営業・既婚:子なし・関東)
  • 女性的なやわらかさやまるみもあり健康的な体型(会社員・離婚・別居・近畿)
  • 女性らしいふくよかさがあり、ボンキュッボンとした締まりがある(その他・未婚・九州・沖縄)
  • 私にとって「美しい体型」とは、適度な筋肉と引き締まりがあり、無理なく動ける健康的なバランスの取れた状態を指します。見た目の美しさだけでなく、機能性や体調の良さも含まれる状態です(会社員・既婚:子あり・近畿)

50代

50代女性は、見た目の若々しさよりも健康的に動ける体を重視し、筋力や持久力を保つことを理想としています。細すぎず太すぎない自然な体型を目指しつつ、女性らしさや年齢に合ったバランスを大切にする意識が強いです。

  • 年相応でよいが、垂れ下がった印象は持たれたくない(会社員・既婚:子なし・近畿)
  • 年齢とともに筋力の低下を感じている、筋肉の量を保って健康でいたいです(パート・アルバイト・既婚:子なし・中部)
  • 登山を続けたいので筋力と持久力を兼ね備えた体型になりたい(会社員・既婚:子なし・関東)
  • あまり痩せすぎも好きではないのである程度女性らしい体型が理想です(会社員・離婚・別居・関東)
  • 細いだけではなく、適度に筋肉がついていて、日常を元気に過ごせるのが理想だからです(専業主婦・既婚:子あり・北海道・東北)
  • 元々痩せ型だったのもあり、ここ1年の間での腹の肉の付き具合が悲しいように見える(専業主婦・既婚:子あり・関東)
  • 細すぎず、太りすぎず、健康的な体型だと思うから(その他・未婚・近畿)
  • :見た目だけでは(ノД`)健康的に過ごせると思うから(パート・アルバイト・未婚・北海道・東北)
  • 肥満でも痩せすぎでも体に悪いと思いますが、極度の体重管理はストレスになるため(会社員・既婚:子なし・九州・沖縄)
  • 身長が低いため、多少痩せたところで痩せて見えない。かといって、年齢的に普通に痩せようとすると、頬がこけ、デコルテがげっそりしているのに、骨格ウェーブなこともあり下半身はどっしりという何ともおかしなスタイルになってしまっているので、下半身が細くなってくれたらいいのになと思うから(フリーランス・自営業・既婚:子あり・中部)

60代以上

60代以上の女性は、健康で自立した生活を送れることを前提に、姿勢が良く適度に筋肉のついた体を「美しい」と捉える傾向があります。過度な脂肪がなく、無理のない範囲で引き締まった健康的な体型を理想とする声が多く見られます。

  • 背筋がピーンとしてる適度に筋肉もある体形(パート・アルバイト・離婚・別居・中部)
  • 引き締まった体(パート・アルバイト・既婚:子あり・近畿)
  • つくべきところにきちんと筋肉がついている体(その他・未婚・九州・沖縄)
  • 自力でトイレができる(専業主婦・既婚:子なし・関東)
  • 前提として病気がないこと。そしてアクティブに次々としたいことをこなすこと。その体型の人は皆、美しい体型をしてるためそういった方を美しい体型と思ってます(パート・アルバイト・既婚:子あり・中国・四国)
  • 余分な贅肉が、付いていない体型です(パート・アルバイト・既婚:子なし・関東)
  • 余計な脂肪がついていないこと(専業主婦・既婚:子なし・中部)
  • 健康的にで綺麗な体型(専業主婦・既婚:子あり・関東)
  • 女性らしい凹凸があって姿勢の良い体型(フリーランス・自営業・既婚:子あり・近畿)
  • 男性が振り返るような体型です(パート・アルバイト・既婚:子なし・関東)

まとめ:多様化する「美しさ」の基準と、生涯続く自分との対話

今回の調査から、現代女性の体型意識が、画一的な「細さ」への憧れから、「健康」や「自分らしさ」を重視する方向性へとシフトしていることが鮮明になりました。

  • 67.3%が体型に不満を抱えつつも、その理由は年代ごとに変化
  • 理想は「引き締まった健康体型」(62.0%)が主流になっている
  • 理想を目指す理由は、若年層の「自信」から、年代が上がるにつれて「健康」へシフト

体型への意識は、単なる美の追求ではなく、ライフステージの変化に寄り添いながら、自分自身の心と身体に向き合う、生涯を通じた対話であると言えるでしょう。本調査が、その対話の一助となれば幸いです。

⚠️医療系国家資格を有する専門家による補足
Ray

適正な体重や体型を維持することで生活習慣病の予防へとつながります。

実際に、BMIが25に達すると、高血圧症や脂質異常症の発症リスクがBMI 22の時の2倍になるといわれています

適宜体重や腹囲を測定し、管理していきましょう。

参考:
体重を管理しよう|一般社団法人 日本循環器協会

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本記事の監修者・執筆者

メドノア編集部が監修・執筆。
記事により薬剤師による執筆、また、適宜、医療系国家資格を有する専門家(看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当)が、医学的記述や表現に不自然な点がないか確認をしています。
確認済みの記事には、その旨記載しております。

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