50代前半、Oさんはある日突然、年下の彼女との関係で自分の体に異変を感じました。
それまで問題なく過ごしていた自分に訪れたED(勃起不全)の兆候――全く反応しない自分に驚き、恥ずかしさと情けなさを感じたと言います。
「こんなことが自分に起こるなんて」と、深いショックを受けたOさんは、すぐに治療を決意しました。
最初はED治療薬を使うことに不安もありましたが、薬を服用したことで驚くほどの効果を実感。
自信を取り戻し、再び男性としての役割を果たせる安心感を得ました。
薬を使うことやパートナーへの説明に対する戸惑い、周囲に相談できない孤独感を乗り越えた結果、Oさんは心の不安を解消し、日常生活にも前向きな変化が現れました。
Oさんの体験談は、EDに悩む多くの人々にとって、問題を乗り越えるための参考となるでしょう。
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なお、本記事の体験談インタビュー内容については、医学的記述や表現に不自然な点がないか、医学誌の編集経験がある看護師が確認済みです。

看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。
それでは、次より実際の体験談インタビューをご紹介いたしますが、本記事は個人の体験談であり、効果・感じ方には個人差があります。
あくまでも個人の感想ですので、効果・効能を保証するものではありません。医薬品の使用は自己責任で行い、体調変化を感じた場合は医師にご相談ください。
羞恥心以外は必死だったのでなかったです


― 今、使用しているED治療薬は何になりますか?



バイアグラ ジェネリックですね、50mg。
それからシアリス 20mg(タダラフィル 20mg)。
薬の利用は正直不安はありました。
「なんか恥ずかしいな」っていうのもあったし、それ以外は、羞恥心以外は必死だったのでなかったです。
― 一番合う薬はどれでしたか?



前後の流れもあるんですけど、タダラフィルは良かったなと思うんですね。
その場だけじゃなくて結構持続時間も長かったので。
薬効も長かったので、それはいいなと思ったんですけど。
当時年下の彼女もいて、初めてタイミングになったときに、「おや?」と


― EDの症状に気づいたタイミングについて教えてください。



EDの症状に気づいたタイミングは、本当に「その瞬間」です。
当時年下の彼女もいて、初めてタイミングになったときに、「おや?」と。
全く反応してないという形で。
さすがにもう恥ずかしいやら情けないやら


― 初めて兆候に気づいたときのお気持ちはどのようなものでしたか?



そのとき、さすがにショックを受けましたね。
まだ前にいるのが、シワシワのおばあさんだったら言い訳もつくんですが、ピッチピッチの可愛い子で。
なのに無反応になったときに、「本当にこんなことあるんだな」っていうのは感じました。
向こうはその気になっちゃってるのに、こっちが全然ってなると、さすがにもう恥ずかしいやら情けないやら、情けない方が多いですね。
記憶の中では20代のまんまだったので、その状態で突っ走ってダメだったときに、改めて自分の加齢とか年齢とかを思い知らされた形ですね。
自信や自己肯定感は本当に皆無になりました。
よく皆さんから聞くお話なんですが、いざ自分でそういう風になってみたときに、こんだけ打ちのめされるのかというのが、本当によく分かりました。
思い当たるきっかけというのは、40代前半で実は離婚をしまして


― EDを抱えるようになった背景には何かありますか?



EDになるまでの背景や思い当たるきっかけというのは、40代前半で実は離婚をしまして。
そこから50歳になるまでは、一切女性とそういった関係にならず、自分の趣味に没頭していました。
そのときに自然現象で、朝勃ち上がるとかは、考えてみたら少なかったなというのは、後々考えてみたら思ったんですけど。
リアルタイムのときは全くそんなこと考えずおりました。
その10年間で体重も増えたので、趣味の方に没頭していた、100%没頭していたので、自分の方は振り返ることなかったですね。



朝勃ちは「性行為や性的刺激で勃起する機会がない男性であっても生殖機能を維持」できるように起こる生理現象です。
朝勃ちの有無は勃起障害かどうかを調べるのに有用です。
もしも、朝勃ちが少なくなってきた場合には、なるべく早く医療機関に相談してEDかどうかをチェックすることをおすすめします。
参考:
ED診療ガイドライン[第3版]|日本性機能学会/日本泌尿器科学会
見栄を張っている嘘っていうのも、ちゃんとバレてたとは思います


― EDについて、パートナーへはどのように伝えて、どのような反応がありましたか?



そこから10年過ぎて50歳になって、パートナーができたときに、症状については伝えてないです、正直なところ。
ただ現象については、「お酒飲みすぎちゃった」というようなことを言ったり、向こうからもそうやって言われました。
向こうの方も「そういう人もいるよね、わはは」みたいな感じで扱ってくれたのは、すごく楽だったなと思いますね。
自分が言ってるのも、そういう見栄を張っている嘘っていうのも、ちゃんとバレてたとは思います。
なのでそういった形で彼女が全部を知ってても、それについてどうこうとかいうのは、一切言ってきませんでした。
なので私も言わずに、もう薬とスクワットという形で、自助力をさせていただきました。
「今からちゃんと治療薬飲んでおいた方がいいよ」


― EDになって、誰かに相談はされましたか?



実際EDだったって気づいたときに、いの一番で、年齢が少し上の友人に相談しました。同性の友人に。
その方も当時はフリーで、自分の体験談をもとにお話したときに、「そんなことあるんだね」って、他人事のように聞いていたんですね。
「その状態だと間に合わないから、今からちゃんと治療薬飲んでおいた方がいいよ」と冗談めいて話したので、すごく気が楽でしたね。
その後、相談した相手ですね、半年ぐらいしたら、やはり同じように年下の彼女ができまして、そこで全く私と同じことになったわけですね。
「いざ(行為に)なったら、ダメだった」ということで。
やはりその方も、すぐに治療薬の方に進んでいきました。
その友達とは結構いろんなお話をしているので、抵抗感自体は一切なくて、自分のエピソードトークとともに、「あなたもそうなるから気をつけなさい」という形で。
お互いそんな話の仕方をするので、ある意味高め合っているというか、そんな感じですね
日常生活においては一切問題はなかったです


― 日常生活や人間関係の変化はどのようなものでしたか?



実際、日常生活においては一切問題はなかったです。
実は彼女は同じ職場の同僚ですので、翌日とか会っても別に普通で。
会った瞬間に、「また次どっかご飯行こうよ」っていう形でフォローを入れたら、向こうも「いいよ」という形で対応してくれたので。
EDの症状について、戸惑ったりとか困ったりとかっていうのは、実際生活上はなかったです。
切羽詰まった状態みたいな、追い詰められた心理にはなりました


― EDに対する以前の考えはどのようなものでしたか?



自分がそういう風になる前、EDについては、完全に別の世界のお話。
あとは年寄りの話と自分の中では思っていました。
なので、実際自分がなったときに、「本当にそんなことあるんだ」という風に信じられなかったときと、あと「いよいよ自分もきたんだな」っていう。
いよいよもって、後がなくなってきたというか。
そういった切羽詰まった状態みたいな、追い詰められた心理にはなりました。
そういえばスクワット等は一切しないし、座り仕事だし、太っていたし


― 自分で試したEDの解決方法はありましたか?



やはり自分の中でも(試した)。
YouTubeとかSNSとかで情報収集した中で、某男優さんとかが、よく言っている、「とりあえず下半身を鍛えろ」と、「血流を良くしろ」という形で。
考えたところ、そういえばスクワット等は一切しないし、座り仕事だし、太っていたしということで。
やはり自助力が足りなかったなという反省点もあったんですね。
なので、そこからまずお薬飲む1週間ぐらい前までは、筋トレしたりとか、あとは下腹部に力を入れたりとかという形ですね。
というのを自助力でやりつつ、薬を並行して使うという形にシフトしていきました。



「週に 2.5 時間以上のランニングは ED の相対リスクを対照群に比較して 30% 低下させた」という研究データにもあるように、有酸素運動はEDのリスクを低下させます。
スクワットなどピンポイントの運動よりも全身運動、特に有酸素運動がおすすめです。
しかし、EDはそれのみでの改善は見込めません。内服薬での治療と併せて行うとより効果的です。
参考:
ED診療ガイドライン[第3版]|日本性機能学会/日本泌尿器科学会
人生でも、No.3に入るぐらいの驚きでした


― EDになって予期せぬエピソードやハプニングはありましたか?



EDに向き合う中で、予期せぬハプニングというのは、本当に一番最初のときの彼女との、ベッドインですね。
全く反応しなかったので。
そこはもう人生でも、No.3に入るぐらいの驚きでした。
「そんなこと?」って思われるかもしれませんが、それまでまあオスとしての自信というのはあったので、それが根元から崩された。
そんな気持ちになりました。
よほど仲良い友達以外、誰にも言えませんね


― EDになってからの誰にも言えない体験はありますか?



誰にも言えない体験というのは、正直なところこれ(EDであること)ですね。
全く美女を目の前にして反応しない、そのこと自体は、よほど仲良い友達とかにしか言えないし、そのときやっぱ思った心理も、やはりその友達にしか漏らせませんでした。
あとはそれ以外誰にも言えませんね。
治療に関する情報収集で役立ったのは、やはりSNSですね


― 情報収集で役立ったことには、どんなことがありますか?



治療に関する情報収集で役立ったのは、やはりSNSですね。
いろんな情報がある中で、視野が一つにならないというのが、逆に良かったかなと思います。
多角的な視野が得られることで、それはすごいインターネットでいいかなと思います。
もちろん個人差があると、皆さんおっしゃってるので。
その中で、自分がどれに合ってるのかという選択をするのは、正直なところちょっと楽しかったですね。
「こんなのもあるんだ、こんなのもあるんだ」って、自分の知らないことを知れたので、知識欲としては高くなりました。
それまでにそういったリテラシーが一切なかったので、勢いのみでいってたので、「そういうこともあるんだ」と、正しい情報収集ができたと自分では思ってます。
特に男優さんのお話なんかは、なかなか参考になったな。
やはり食べ物・飲み物・日常的な生活。あとは日々の姿勢ですね。
例えば座ったままとか、立ったままとか、運動に関する注目度というか、そういったものは今まで一切自分で考えてなかったので、そういうところまで集中をしなければいけないんだな。
セルフメンテナンスという言葉自体は、自分が痛い目にあって「なるほど」と思って、気づきがありました。



EDは日常生活やストレスも起因すると考えられています。
そのため、日常的に食事や運動、ストレスに意識を向けた生活をしていくことが大切です。
参考:
勃起障害(ED)|社会福祉法人 恩賜財団 済生会
全く役に立たなかったことは、私はないですね


― 逆に、情報収集で全く役に立たなかったことはありますか?



逆に全く役に立たなかったことは、私はないですね。
強いて言えば謎なサプリですね。
それも同じ男優さんがCMをしてた作品なので試してみたんですが、それ自体は実感はなかったかなと。
でも全く役に立たなかったということはないので、それもやってみて、自分に合わなかっただけだという逆説的な気づきはありました。
よくよく自分を見てみたら「あれ、週のうち朝反応してないときあるな」という気づき


― ED治療後、生活はどのように変化しましたか?



治療を始めたことで、生活とかの考え方はやはり、自分を見つめるというのはよく分かりました。
それまでは自然現象で必ず起こるものだと思っていたんですが、よくよく自分を見てみたら「あれ、週のうち朝反応してないときあるな」という気づきもありましたし。
あとは性欲に対しても、ある意味貪欲ではなかったなと思うんですね。なくても問題ないっていう形なので。
その考え方自体はどうかな?と、今になったら思うんですが、やはり生物学的に食欲とかと同じで、ある程度自分でも高めていかなきゃダメだと思って。
ただお腹いっぱいになるだけだったら、本当に何でもいいから食べればいいってなると、やっぱり荒んだ生活になるので。
そこに対して、欲に忠実にでも謙虚にという視点を、この年になって「欲自体悪いことじゃないんだな」と。
ただ、そこに対しても向き合い方によって、しっかりした科学的知識があった方がいいんだなと目覚めはありました。
それによってやっぱ生活習慣も変わって、深酒はしないとか、当たり前なんですけど。
睡眠をとったりとか、また食生活に関しても、好きなものを好きなだけ食べるということではなく、必要最低限の、例えば質のいいものという形で、体にいいものを採ろうという意識は増えました。
なので病気になって改めて健康のありがたさが分かる、その言葉通りな形がします。
自分の中で受け入れないと、ずっとネガティブになっていっちゃうんじゃないかな


― ED治療のポイントはどのようなものだとお考えですか?



治療において一番大切なポイントとかアプローチは、やっぱり自分自身を見つめるということかなと私は思います。
というのも、今まで自然に勃ってたものが勃たなくなったというのは「それは何でか?」と考えると、いろんな理由があります。
まずその第一段階で、そうなったことに対して、自分の中で受け入れないと、ずっとネガティブになっていっちゃうんじゃないかなと思います。
もう起きたものに関してはしょうがないので、そこから新たに知識を得て問題がなければ、例えばお薬だったり、または物理治療だったりという方にシフトしていってもいいのかなと私自身は思うんですね。
なので自分自身がちゃんと理解をして納得してというのは大切だと思います。
このときにいろんな意見に流されるのではなく、やはり根本的に自分の生活等を見直して、何がいけなかったかというものを考える、正しい道筋は必要かなとは思います。
いざとなってからでは遅いですよ


― 他の方へ伝えたいメッセージがありましたら教えてください。



私の経験を通じて同じ悩みを抱える人に言いたいのであれば、「いざとなってからでは遅いですよ」という形で。
普段からやはり細かな違いというのは自分しか知らないことですね。
他の病気にも言えるとは思うんですが。
例えば「今日は調子が悪かった」「明日は?寝てなかった」「前からストレスが溜まってたから」ってなったら、それ全部悪いことなんで。
どこかで必ずセルフケアをしなきゃいけないのでは?と思います。
難しい言い方になってるかもしれないんですけど、結局理想とするものと、今の自分のどれだけ離れてるかというのを、ちゃんと考える。
そういった意味で自分を見つめるのが大切かなと思うし、それ自体は全く恥ずかしいことでもないかなと思います。
自分自身を見つめる正しい目線っていうのを、大切にしております


― 現在、最も大切にしていることは何でしょうか?



現在最も大切にしている治療法とか対策ですね。
やはり「昨日と同じ」ということを意識するようにして。
「昨日はちゃんと機能しました、今日は機能してません」となったときに、何がダメだったのか、何が違うのかっていうところで、その「違いを見つける目」ですね。
何度も言ってますけど、自分自身を見つめる正しい目線っていうのを、大切にしております。
例えば「なんで?どうして?」の理由がつくのはいいと思うんですけど、なんでか分からないけどというのは、やはりそれ自体が不安になっていくと思うので。
そういうのを先生に伝えるときも、なんでどうしてか分からないと先生も分からないと思いますし、やはり自分自身も分からない。
分からないまま処置されても、「これ大丈夫なのか?」っていう形で、疑心暗鬼になって、どんどんどんどん精神的に勝手に自分を追い詰めていくことになるので。
やはり自分自身を見つめて、正しい知識をつけて、自分なりに正しい道筋というのを一人よがりにならない形で見つけていって。
その合間にSNS等の情報収集をして、「だからか」という結論にさせられるぐらいまで、自分を見つめて知識を高めるのは大切だなと思っておりますし、これからもしていこうと思っています。
小さいとき、違和感を感じた瞬間から「何だろう何だろう」と考える目線は必要


― 未来の自分から、メッセージを伝えるとしたらどのようなメッセージを伝えたいですか?



仮に未来から自分にメッセージがあった場合、過去の自分に何かを言うとしたら、「しっかり自分を見つめろ」ですね。
多分EDに急にはならないと思います。何かしら必ず理由があると思います。
私の場合も10年以上前に離婚しているところから、全く空白の時間があったことと同じように、他の方も多分空白の時間があるのではないかと。
あとは仕事が忙しかったり、メンタルが厳しかったり、逆にフィジカルが厳しかったりという形で、何かしらの原因もあると思います。
なのでしっかり根本的な原因、なるべくであれば小さいとき、違和感を感じた瞬間から「何だろう何だろう」と考える目線は必要かなと思います。
時間が経つと、どんどんその違いというか、差異がどんどん大きくなると思います。
もともと自分が持ってたものと、ずれたまんまの先に行ったときに、だいぶ開きが出ちゃうんじゃないかなというのは今回すごく感じたので。
しっかり自分を見つめて、異常があれば理由を考えて、理由が分かったら、今度はその治療なり、根本的な原因の除去をしたりという形で。
ある意味そうですね、お医者さんがやるようなことを自分でやるんだ、自分の体に対して自分で見つめていく、そういったセルフケアですね。
というのが本当に大切なんだなというのが、今回よく分かりましたので、それをしろと伝えたいですね。
― インタビューに抵抗はなかったでしょうか?



私自身別に。
なんかかっこいい言い方をすれば、これで誰かのきっかけになればいいかなというのは思っていたんです。
自分のネガティブは誰かの価値になるんだなというのは、自分の中での喜びではあるんですね。
変態かもしれないですけど。
Oさん、この度は貴重なお話をお聞かせいただき、誠にありがとうございました。
「年寄りの話」「完全に別の世界のお話」と思っていたEDの症状。
しかし、年齢や生活環境の変化に伴い、誰にでも訪れうる問題です。
重要なのは、それをどう受け入れ、どう向き合うかです。
Oさんのように、治療を通じて自信を取り戻すことで、心身ともに前向きに変化していくことができるでしょう。
本インタビューが、同じ悩みを抱える方々にとって、治療への第一歩を踏み出す勇気となり、希望を持って日常を取り戻すきっかけとなれば幸いです。
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