タイ滞在中に突然発熱!タイレノールで熱が下がり、重苦しい圧迫感が取れた20代女性の体験談レポート【看護師が確認済み】

タイ滞在中に突然発熱!タイレノールで熱が下がり、重苦しい圧迫感が取れた20代女性の体験談レポート【看護師が確認済み】

有効成分アセトアミノフェンを含む経口タイプの解熱鎮痛薬で、脳の体温調節中枢に作用して体温を下げ、痛みの閾値を上げることで発熱や頭痛、筋肉痛などの日常的な痛みを和らげる作用を持つ、アセトアミノフェン製剤の先発医薬品であり、数多くのジェネリック医薬品も存在する世界的なブランド「タイレノール(TYLENOL 500)」を実際に使用した20代後半の女性「ゆち」さん(京都府)より、体験談をレポートしていただきました。

※ゆちさんはタイ滞在中に現地で購入された体験談レポートですが、個人輸入も可能です。

当サイトではタイレノールのお取り扱いはございませんが、解熱鎮痛成分「アセトアミノフェン(多くのアジア圏やヨーロッパでは、「パラセタモール」の名称が一般的)」と、鎮痛効果を高め、眠気やだるさを抑える「カフェイン」の2つの有効成分が配合され、特に頭痛をしっかり抑えたい場合に適している「パナドールエクストラ」のお取り扱いがございます。

さて、体験談の要点は以下の通りです。

タイレノールの体験談まとめ
タイレノールを選んだ理由と飲み方
  • タイ滞在中の発熱時に現地薬局で購入し、有効成分パラセタモール(アセトアミノフェン)の安全性の高さから使用を決定
  • 日本で処方してもらった薬と同じ成分だったため安心して服用できた
  • 1回1錠を4〜6時間おきに服用し、1日3回・合計1500mgで症状をコントロールできた
実際の効果と体調の変化
  • 服用後30分で熱感がやわらぎ、1時間で体温が約0.8℃下がり、翌朝には平熱に回復
  • 頭痛も軽減し、倦怠感が取れて行動意欲が戻った
  • 胃への負担が少なく、空腹時の服用でも不快感はほとんどなかった
メリット・デメリットと総合評価
  • メリット:世界的ブランドによる安心感、即効性、眠気が出にくく携帯しやすいPTP包装
  • デメリット:効果持続が4〜6時間と短く、炎症性の痛みには不向き、アルコール併用は危険
  • 総合的には「信頼性・安全性・携帯性」に優れた解熱鎮痛薬で星4評価

なお、本記事の体験談内容については、医学的記述や表現に不自然な点がないか、医学誌の編集経験がある看護師が確認済みです。

この記事を確認した医療系国家資格を有する専門家
Ray

看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。

それでは、次より実際の体験談レポートをご紹介いたしますが、本記事は個人の体験談であり、効果・感じ方には個人差があります。

あくまでも個人の感想ですので、効果・効能を保証するものではありません。医薬品の使用は自己責任で行い、体調変化を感じた場合は医師にご相談ください。

目次

タイ滞在中に突然発熱!過去に処方薬として使ったことがある成分と同じだったため安心して購入

タイ滞在中に突然発熱した。

前日の夜から軽い頭痛と倦怠感があり、睡眠も浅く、翌日は長距離の移動を控えていたため体調を崩すわけにはいかなかった。

手元には日本から持参した常備薬はあったが、残りが少なく不安もあった。

現地のドラッグストアに立ち寄った際、最も目立つ位置に並んでいたのがタイレノールだった。

日本でも名前は聞いたことがあり、有効成分がパラセタモール(メドノア編集部注:アセトアミノフェンと同じ成分です)であることは知っていた。

⚠️医療系国家資格を有する専門家による補足
Ray

パラセタモールとはアセトアミノフェンのINN(国際一般名)です。そのため、アセトアミノフェンのアレルギー等が無ければ服用可能です。

参考:
医薬品一般名|公益社団法人 日本薬学会
一般用医薬品 : タイレノールA – KEGG
解熱鎮痛剤の違いを解説!「アセトアミノフェン」と「イブプロフェン」などの成分の違い – 健康サイト|アリナミン製薬株式会社

成分表を見ると500mgと明記されており、過去に処方薬として使ったことがある成分と同じだったため安心して購入を決めた。

現地では処方箋なしで手軽に入手できる点も大きなメリットに感じた。

服用して30分ほど経つと体の芯にこもった熱さが少しずつ和らいでいく感覚があった

タイレノール(TYLENOL 500)500mg 2錠
タイレノールの写真(ゆちさん提供)

服用して30分ほど経つと体の芯にこもった熱さが少しずつ和らいでいく感覚があった。

頭痛も完全に消えたわけではなかったが、重苦しい圧迫感が取れ横になれば眠れる状態になった。

一時間後には体温が0.8度ほど下がり、37度台前半まで落ち着いた。

翌朝にはほぼ平熱に戻り、予定していた移動もこなせた。

体に優しく作用する印象で、強烈に症状を抑え込むというより自然な回復を助けるサポート薬だと感じた。

胃への負担が少ない点も大きな利点で、空腹時に服用すると多少違和感はあるが、他の解熱鎮痛薬に比べ胃痛はほとんどなかった

良いと感じた点としては、まず信頼性である。

世界的に広く使われているブランドであり品質面に安心感がある。

次に即効性。服用から一時間以内に確かな効果を実感できた。

胃への負担が少ない点も大きな利点で、空腹時に服用すると多少違和感はあるが、他の解熱鎮痛薬に比べ胃痛はほとんどなかった。

眠気が出にくい点も助かった。

移動や仕事の合間でも安心して服用でき、活動を中断せずに済む。

さらにPTPシートで携帯しやすく、旅行中の常備薬として適していると実感した。

効果の持続時間はおおよそ4~6時間であり、症状が強いと再度熱が上がってしまう

気になった点としては、効果の持続時間はおおよそ4~6時間であり、症状が強いと再度熱が上がってしまうことがあった。

そのため一日に数回の服用が必要で、外出時はあらかじめ錠剤を持ち歩く必要があった。

また炎症そのものを抑える効果は弱いため、関節炎や筋肉炎のように炎症を伴う痛みにはやや物足りない印象があった。

⚠️医療系国家資格を有する専門家による補足
Ray

タイレノールはあくまで一時的に痛みや熱を取り除くお薬のため、熱や痛みを引き起こす原因を取り除かなければ症状は持続します。

参考:
解熱鎮痛剤タイレノールA – JNTL Consumer Health K.K

加えてアルコールとの併用も問題である。

肝臓に負担をかける薬であるため、旅行中の飲酒との組み合わせには注意が必要だと強く思った。

副作用を感じることはなかった

今回の使用では副作用を感じることはなかった。

ただし、一般的にはまれに発疹やかゆみ、吐き気などが出る可能性があるとされている。

特に長期にわたって過量を摂取すると肝障害を引き起こす危険がある。旅行中は飲酒機会も多いため、アルコールとの併用は避ける必要があると改めて感じた。

肝臓に負担をかけやすい薬であるという事実は常に意識しておくべきだと痛感した。

単に熱を下げるだけではなく、日常生活の機能を取り戻すことができたのは大きな変化

服用前は発熱と頭痛で集中力が低下し、予定管理や会話すら億劫に感じていた。

使用後は体温が下がり、頭痛も軽くなったことで思考がクリアになった。

体が軽く感じられ、食欲も戻り、予定していた移動が可能になった。

単に熱を下げるだけではなく、日常生活の機能を取り戻すことができたのは大きな変化だった。

1回1錠を6時間間隔で合計3回、1日1500mgで症状を十分にコントロールできた

タイレノールは1回1錠を4~6時間おきに服用できる。

最大量は現地表記では1日8錠とされていたが、日本の基準を踏まえれば1日6錠までにとどめるのが安全である。

私は1回1錠を6時間間隔で合計3回、1日1500mgで症状を十分にコントロールできた

⚠️医療系国家資格を有する専門家による補足
Ray

タイレノールは長期連続服用を禁止としているお薬です。

数日使用しても体調が回復しない場合や薬を飲んで一時的に熱が下がってもまた挙がってしまうという場合には医療機関に相談し、発熱の原因を調べましょう。

参考:
解熱鎮痛薬 タイレノールA – 東亜製品株式会社(PDF)

用量を守れば安全に効果を得られると実感した。

購入時はシートの破損や期限切れがないかを確認することが重要

タイの薬局では処方箋不要でタイレノールを簡単に購入できる。

価格は1シート10錠で30から50バーツ程度と手頃で、観光地の薬局ではやや割高だった。

購入時はシートの破損や期限切れがないかを確認することが重要である。

パッケージには英語とタイ語の併記があり、有効成分や用量の確認ができるため外国人でも安心して利用できる。

胃腸が弱い人やアルコール摂取の機会が多い人にはタイレノールの方がリスクが少なく扱いやすい

タイレノールは解熱や鎮痛に優れる一方で炎症を抑える力は弱い。そのため炎症性の痛みにはイブプロフェンのようなNSAIDsの方が適している。

ただし、胃腸が弱い人やアルコール摂取の機会が多い人にはタイレノールの方がリスクが少なく扱いやすい

旅行中に体調を崩した際には、即効性と安全性のバランスが良いタイレノールが第一選択になると感じた。

元看護師視点での安全に使うためのメモ

  • 最大量は現地表記をうのみにせず、日本の基準を目安にする
  • アルコールとの併用は避ける。4時間未満の短い間隔での連用は肝臓に負担をかけるため控える。
  • 複合風邪薬との成分重複に注意し、パラセタモール(多くのアジア圏やヨーロッパでの名称。アセトアミノフェンと同じ成分)を含む薬と同時使用しない。
  • 高熱が3日以上続く場合や、黄疸や尿の濃さの変化が出た場合、強い倦怠感が続く場合は直ちに受診する。
  • 妊娠中や授乳中でも比較的安全とされているが、必要最低限の使用にとどめる。
  • 購入時の会話や現地対応についても触れておきたい。タイの薬局では、タイ語しか話せない店員が多いかと思いきや、都市部のドラッグストアでは英語が通じる場合も多かった。私が訪れた店では、頭痛と発熱があると英語で伝えるとすぐに店員が棚から数種類の鎮痛剤を提示してくれ、その中にタイレノールも含まれていた。
  • パッケージ裏面にはタイ語と英語の併記があり、成分表と用法を確認できた点も安心材料だった。さらに念のためにスマートフォンで製品名を検索し、正規品であることを確認した。購入後すぐにホテルに戻り、冷たい水と一緒に服用した。
  • 服用時は特に食事を摂っていなかったが、胃に痛みや不快感は生じなかった。
  • 発熱時は体力が低下し、水分も不足しがちなので、常温の水を多めに取りながら服用するように心がけた。また、タイは湿度が高く、少し歩くだけでも大量の汗をかくため、体調が悪化しやすい環境にあると実感した。そんな中で、タイレノールは体調を維持しながら旅を続けるうえで、精神的な支えにもなった
  • 数日後、別のタイレノールのPTPシートを追加購入した際は、観光地の中心部だったためか価格が割高だった。ローカルエリアでは10錠で30バーツほどだったが、中心街では同じものが50バーツ近くに上がっていた。
  • 店員の対応や箱の状態も含めて、やはり信頼できる店舗で買うほうが安全だと感じた。
  • 薬局によってはジェネリック製品も並んでおり、安価な代替品にするか迷ったが、今回は信頼性を優先した。
  • 体調が戻った後も念のため残りの錠剤を持ち歩いていたが、無理な連用を避けるよう意識した。常用薬ではなく、あくまで一時的な解熱・鎮痛の補助として使うべき薬だとあらためて思った。
  • 同行者にも体調不良が出た際、私が持っていたタイレノールを共有し、同様に効果があったという声を聞いた。これは製品としての再現性が高いことを示していると感じた。

当サイトで購入できる、アセトアミノフェン(パラセタモール)が配合された医薬品

当サイトではタイレノールのお取り扱いはございませんが、解熱鎮痛成分「アセトアミノフェン(多くのアジア圏やヨーロッパでは、「パラセタモール」の名称が一般的)」と、鎮痛効果を高め、眠気やだるさを抑える「カフェイン」の2つの有効成分が配合され、特に頭痛をしっかり抑えたい場合に適している「パナドールエクストラ」のお取り扱いがございます。

パナドールエクストラ

パナドールエクストラ

※海外医薬品の個人輸入は、ご自身の責任において、ご自身の使用のために行う場合に限り認められています。輸入した医薬品を第三者へ譲渡・転売することは法律で固く禁じられています。

※この記事は看護師資格保有者が内容を確認していますが、診断・治療行為ではありません。必要に応じて医療機関で適切な指導を受けてください。

タイレノールに関連する添付文書等の参考資料

※本ページでは日本語の公的資料(JAPIC/PMDA等)や、英語の公的資料(EMA/FDA等)を記載しています。いずれも基本的に各国規制当局等が発行する一次ソースですが、国・地域ごとに適応症・警告・禁忌・推奨用量などが異なるため、内容をよく比較のうえご判断ください。

※服用前には必ず輸入品に記載されている英文の説明も確認し、不明点は医師・薬剤師にご相談ください。

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本記事の監修者・執筆者

メドノア編集部が監修・執筆。
記事により薬剤師による執筆、また、適宜、医療系国家資格を有する専門家(看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当)が、医学的記述や表現に不自然な点がないか確認をしています。
確認済みの記事には、その旨記載しております。

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