エチニルエストラジオール(卵胞ホルモン)とレボノルゲストレル(黄体ホルモン)を有効成分とし、排卵を抑制するとともに、子宮内膜を変化させて着床を妨げ、さらに頸管粘液を変化させて精子の通過を阻害することで避妊効果を発揮する三相性(トリフェージック)の低用量ピル先発薬「トリキュラー(Triquilar)」のジェネリック医薬品「トリフリー(TRIFREE)」を実際に使用した40代前半の女性「みかん」さん(福岡県)より、体験談をレポートしていただきました。
当サイトでは「トリフリー」のお取り扱いはございませんが、「トリキュラー」のお取り扱いがございます。
体験談の要点は以下の通りです。
- PMS(月経前症候群)の症状の悪化により、仕事や日常生活に支障が出ていた
- 市販薬や漢方では根本改善に至らず、「ホルモンバランスを整える必要性」を感じていた
- 海外製低用量ピル「トリフリー」を知り、PMS軽減と周期安定を目的に服用を開始
- 精神面の安定化:生理前の気分の落ち込みやイライラが大幅に軽減し、集中力や感情コントロールが改善
- 身体面の改善:生理痛の軽減、周期の安定、肌荒れやニキビの減少など、身体的負担が軽くなった
- 生活の質向上:予定管理がしやすくなり、外出・旅行などの自由度が増加。精神的な余裕が生まれた
- 注意点:毎日の服用忘れ防止が必要で、初期には軽い吐き気や胸の張り、不正出血などが起こる場合がある
- 個人差と入手面:体質によって副作用が異なり、個人輸入には時間や管理面の手間がある
- 総評:副作用よりも、PMS軽減・生活安定化などの効果が大きく、「自分の体をコントロールできる感覚」を得られた点が最大の価値
なお、本記事の体験談内容については、医学的記述や表現に不自然な点がないか、医学誌の編集経験がある看護師が確認済みです。
Ray看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。
それでは、次より実際の体験談レポートをご紹介いたしますが、本記事は個人の体験談であり、効果・感じ方には個人差があります。
あくまでも個人の感想ですので、効果・効能を保証するものではありません。医薬品の使用は自己責任で行い、体調変化を感じた場合は医師にご相談ください。
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仕事中の集中力低下や、休日もベッドから起き上がれないほどの倦怠感があり、日常生活に支障をきたしていました
私はPMS(月経前症候群)の症状が年々ひどくなり、生理前になると情緒不安定、腹痛、むくみ、頭痛、強い眠気などが続くことが悩みでした。
特に仕事中の集中力低下や、休日もベッドから起き上がれないほどの倦怠感があり、日常生活に支障をきたしていました。
これまでも市販の鎮痛薬や漢方を試しましたが、症状を根本的に改善するまでには至らず、「ホルモンバランスそのものを整える必要がある」と感じていました。
そんなとき、海外製の低用量ピル「トリフリー」という存在を知りました。
これは有名な低用量ピル「トリキュラー」のジェネリックで、避妊効果だけでなく、生理周期の安定やPMSの軽減にも効果が期待できる薬です。
生理の日程を予測できるようになったことで、予定や旅行の計画が立てやすくなりました


服用を開始して最初に感じたのは、「生理前の精神的な落ち込みが軽くなった」ということです。
以前は生理1週間前になると急に気分が沈み、涙もろくなったり、イライラしたりしていましたが、トリフリーを飲み始めてからはその波が小さくなりました。



日本人の70~80%が生理前後に体調不良を感じるとしており、5%が重い月経前症候群で日常生活が困難になっているとされています。
ただし、こころの症状が重く、日常生活も困難な場合は、月経前不快気分障害(premenstrual dysphoric disorder : PMDD)の可能性があり、PMDDはピルのみでの回復は困難です。
もしも、ピルを服用していても精神面の症状が変わらないという場合には一度医療機関で相談されることをおすすめします。
参考:
月経前症候群(premenstrual syndrome : PMS)| 公益社団法人 日本産科婦人科学会
また、生理痛の強さも明らかに軽減されました。
これまでは鎮痛薬を2日目まで1日数回服用していましたが、今ではほとんど不要になり、飲んでも1回程度で済んでいます。
周期もほぼ28日で安定し、生理の日程を予測できるようになったことで、予定や旅行の計画が立てやすくなりました。
トリフリーの良いと感じた点
自分の気持ちをコントロールしやすくなったことで、仕事や人間関係にも良い影響が出ています
服用前は、生理前1週間になると気分の落ち込みや強いイライラ、倦怠感がほぼ毎回訪れていました。
特に仕事中の集中力低下や、些細なことで感情が揺れやすくなることが悩みでしたが、トリフリーを服用してからは、この精神的な波が明らかに穏やかになりました。
自分の気持ちをコントロールしやすくなったことで、仕事や人間関係にも良い影響が出ています。
生理中でも外出やスポーツ、旅行などを計画しやすくなり、活動量が大きく向上
以前は鎮痛薬を1日2〜3回、2日間は欠かさず服用していましたが、現在は服用なし、または1日1回で済むことがほとんどです。
そのため、生理中でも外出やスポーツ、旅行などを計画しやすくなり、活動量が大きく向上しました。
ほぼ28日周期で安定し、生理が来る日を正確に予測できるため、精神的なストレスが減りました
服用前は25〜35日の間でバラつきがあり、旅行や重要な予定と生理が重なることもしばしばありました。
服用後はほぼ28日周期で安定し、生理が来る日を正確に予測できるため、精神的なストレスが減りました。
肌の調子が安定したことで、メイクのりも向上しました
生理前のホルモン変動によって、毎月のように口周りやフェイスラインにニキビが出ていましたが、服用を始めてからは明らかに発生回数が減少。
肌の調子が安定したことで、メイクのりも向上しました。



トリフリーを含む低用量ピルはテストステロン産生を抑え、男性ホルモンの一種であるアンドロゲンの分泌を低下させるため、皮脂分泌が抑えられることから、ニキビや肌荒れを改善する副効果も期待できます。
参考:
低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤
ガイドライン(案)| 公益社団法人 日本産科婦人科学会(PDF)
「生理前だから仕方ない」と諦めていたことも、今では予定通りにこなせるようになり、自己効力感が高まりました
身体的・精神的な安定感が増した結果、日常生活全般の質が向上。
以前は「生理前だから仕方ない」と諦めていたことも、今では予定通りにこなせるようになり、自己効力感が高まりました。
トリフリーの気になった点
飲み忘れリスクと服用管理の手間
トリフリーは毎日同じ時間に服用する必要があるため、忙しい日や外出時にはうっかり忘れそうになることがあります。
飲み忘れが避妊効果や周期安定に影響する可能性があるため、アラームを設定するなど自己管理が必須です。
副作用は軽度で、服用開始1〜2か月の間に軽い吐き気と胸の張りを感じましたが、3か月目にはほぼ消えました
服用開始から1〜2か月の間は軽い吐き気や胸の張り、不正出血がありました。
特に不正出血は予期せぬタイミングで起こるため、下着やナプキンの持ち歩きが必要で、少し煩わしく感じました。
私の場合、副作用は軽度で、服用開始1〜2か月の間に軽い吐き気と胸の張りを感じましたが、3か月目にはほぼ消えました。
ネット上の口コミでは、むくみや体重増加を感じる人もいるようですが、私の場合は大きな体重変化はありませんでした。



トリフリーの重篤な副作用として血栓症が挙げられます。特に喫煙をしている方や肥満の方は発症リスクが高まります。
下肢の疼痛・腫脹・しびれ・発赤・熱感、頭痛、嘔気・嘔吐といった血栓症を発症していると思われる症状が出現したらすぐに服用を中止し、医療機関受診を検討しましょう。
参考:
医療用医薬品 : トリキュラー – JAPIC
体質による個人差
ネットの体験談では、体重増加やむくみ、頭痛などの副作用を経験する人もいるようです。
私には顕著な体重変化はありませんでしたが、敏感体質の方や既往症がある方は服用前に医師への相談が不可欠です。
コスト面と入手方法の制限
国内での処方は医師の診察が必要で、毎月の費用や通院の手間がかかります。
個人輸入では比較的安く入手できますが、届くまでに時間がかかる場合があり、服用継続には計画的な購入が必要です。
トリフリー使用前と使用後の変化
使用前
- 生理前の情緒不安定、イライラ、倦怠感
- 強い生理痛と腰痛
- 周期が25〜35日と不安定
- 生理前後の肌荒れ
- 予定変更を余儀なくされることが多い
使用1か月後
- 軽い吐き気や胸の張りが出るが、PMS症状がやや軽くなる
- 周期はほぼ28日で安定し始める
使用3か月後
- PMSの精神的症状が大幅に軽減
- 生理痛が半分以下に
- 肌荒れが減少し、生理前でも化粧ノリが悪くならない
使用6か月後
- 周期が完全に安定
- 予定や旅行の計画が立てやすく、生活の自由度が向上
- 「生理が来ること」自体のストレスが軽減
トリフリーは、単なる避妊薬という枠を超えて、日常生活の質を大きく底上げしてくれる存在
トリフリーは、単なる避妊薬という枠を超えて、日常生活の質を大きく底上げしてくれる存在でした。
服用前、私は生理前のPMSや周期の乱れ、生理痛の強さに振り回され、仕事やプライベートの予定を変更せざるを得ないことが度々ありました。
しかし、トリフリーを飲み始めてからは、こうした予測不能な不調がほとんどなくなり、「毎日が一定の調子で過ごせる」という安定感を手に入れられました。
特に大きな変化は、精神面の落ち着きと肉体的負担の軽減が同時に得られたことです。
これまでは生理1週間前になると気分の落ち込みやイライラ、集中力低下に悩まされていましたが、服用後はその波が驚くほど穏やかになりました。
その結果、仕事中のパフォーマンス低下も少なくなり、職場や家庭での人間関係にも良い影響が出ています。身体的にも、生理痛が軽くなり、鎮痛薬の使用回数が減ったことで胃腸への負担も軽減。さらに、生理前の肌荒れやニキビも減少し、見た目にも嬉しい変化が現れました。
もちろん、服用初期の軽い吐き気や胸の張り、不正出血などの副作用はありましたが、これらは数か月以内に自然と落ち着きました。
むしろこの短期間を乗り越えた先に得られるメリットの方が圧倒的に大きいと感じます。
また、周期が安定したことにより、旅行やスポーツなどの予定を立てやすくなった点も見逃せません。「いつ来るかわからない」という不安がなくなり、心身ともに余裕を持った生活ができるようになりました。
総じてトリフリーは、避妊目的だけでなく、「生理と上手に付き合いたい」「PMSや生理痛で生活が制限されるのを改善したい」という方にとって非常に頼もしい味方です。
私にとっては、生理周期の安定や症状緩和以上に、「自分の体をコントロールできる感覚」を取り戻せたことが最大の価値でした。
副作用への不安や服用管理の手間はあるものの、それらを上回る恩恵があり、今後も継続して使用したいと思える薬です。
当サイトで購入できるトリフリーと同じ成分が配合された低用量ピル
※海外医薬品の個人輸入は、ご自身の責任において、ご自身の使用のために行う場合に限り認められています。輸入した医薬品を第三者へ譲渡・転売することは法律で固く禁じられています。
※この記事は看護師資格保有者が内容を確認していますが、診断・治療行為ではありません。必要に応じて医療機関で適切な指導を受けてください。
トリフリーに関連する添付文書等の参考資料
- Products – SAVA Healthcare
- アンジュ21錠/28錠 – JAPIC(PDF)
- トリキュラー錠21/錠28 服用者向け情報提供資料 – バイエル薬品株式会社(PDF)
- ラベルフィーユ21錠/28錠 – JAPIC(PDF)
- Trivora®-28 (levonorgestrel and ethinyl estradiol tablets USP) triphasic regimen – DailyMed
※本ページでは日本語の公的資料(JAPIC/PMDA等)や、英語の公的資料(EMA/FDA等)を記載しています。いずれも基本的に各国規制当局等が発行する一次ソースですが、国・地域ごとに適応症・警告・禁忌・推奨用量などが異なるため、内容をよく比較のうえご判断ください。
※服用前には必ず輸入品に記載されている英文の説明も確認し、不明点は医師・薬剤師にご相談ください。
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